誘拐されました3【第三体育館組】

八十九話 ページ3

国見「A…」


「へ…？何どうしたの…？」


さっきからみんなの様子がおかしい。


二口「おう。そう…だな！うん」


何かを隠してる…。


それよりもさっきから顔が熱い。


「ねぇ…」


二口「ん？」


「起きてから…。顔が熱いの…」


二口「ふーん」


その瞬間、ニロちゃんは私の口を口で塞いだ。


「ん……」


国見「……俺ごめんですね。お邪魔しました…」


国見ちゃんは悲しそうに出ていった。


なんで…？


二口「………」


そろそろ息が苦しくなってきた。


私はニロちゃんの胸板を叩いた。


………はや…くっ…。


私は口を開いた。


すると口の中に生暖かい物が入ってきた。


「んぁ？！はぁ……ん…あっ…」


うまく息ができない…。


でも…嫌じゃない。


しかし、すぐに離してくれた。


二口「はぁ…ごめん…止められないかも……」


「…いいよ」


ふと口からでた。


するとニロちゃんは胸をさわってきた。


「あっ…あぁ。…やめ…ぇ…」


二口「えー。やってほしくねぇーの？」


「んぅ…あっ」


そろそろ限界…。


その時、扉の向こうから声がした。


及川「ねー！A〜？だれかいないのー？」


「だれ…かな…」


するとニロちゃんはため息をついた。


二口「いいとこだったのに。また後でな」


「う…ん」


するとニロちゃんは首をかしげて聞いてきた。


二口「誰かわかる？今の人」


「へ？」


知らない。はじめて聞く声。


「知らないよ…？」


二口「じゃあ、俺のお願い…


殺してきて」

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