キヨ王との日常【ヒジキ】 (ページ43)

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第38話ページ43

ー結婚式当日ー

『う、うわぁぁぁき、き、緊張ぉぉ』

ヒ「ﾌﾞﾌｧw…き、緊張しすぎw」

『そんな笑うな～』

鏡越しからヒラに言う。

ヒラはタキシードを着て正装だ。

ヒ「あ、時間だ！…さて、行きますか…A様」

ヒラが手を差し出す。

私は手を取り立ち上がる。

『さて、行きますか』

＊＊

私は城外へ行くと人がいっぱいだった。

レッドカーペットをヒラと歩く。

ど、どんな顔すればいいんだろ

教会の前についた

ｷﾞｨｨｨ

ドアが開けられた。
そこにはフジがいた。

『フジ…』

フ「さ、行きますよお嬢様」

『っ…＿』

フジがドレスの後ろを持ってくれる。
私は父親がいないから父親の代わり…だ。

神父「さて…新婦様が来られました」

キ「…＿っ」

キヨの元へ行く。

キヨさんよ顔が赤いですよぉーw

あえて今日の今日までドレス姿は見せてない。

私がキヨの隣へ辿り着くとキヨは

キ「可愛い」

『なっ…』///

隣でボソッと呟いていた。

＊＊

神父「永遠の愛を誓いますか…＿＿？」

キ「『はい』」

キヨと正面で向き合う。

今日初めてだ。

キヨが私の左手を掴んで薬指に指輪をはめた。

『綺麗…』

キ「ん、そうだな」

神父「誓いのキスを＿＿」

私は目をつぶる。

肩に優しい手の温もりを感じる。

すると頬にキスされた。

『え"』

キ「顔顔w」

私は目を見開いていると今度こそ口だった。

意地悪め…

キ「これからもよろしく」

『よろしく』

＊＊

ーサラsideー

あいつら元気かなぁー…

おれは上から見下ろす

お、見っけ…

サ「ふーん…いい感じじゃん」

俺は最後の最後まで本当の気持ちを伝えなかった。

〈サラ様そろそろ…〉

サ「ん、わかってるよ」

俺は地上の様子から目を離しお手伝いさんの元へ向かう。

今俺は、神様の次に偉いひとになった。

経緯は覚えてない。

地上の1日は天では1年。

サ「さて仕事仕事～」

俺は最後にもう一度…＿＿

好きだったあいつのウエディングドレスの姿を目に焼き付けた…＿＿

サ「幸せになれよ。お二人さん」

＊＊＊