私を見てほしい。【番外編】

黒い外套7〜後日談〜 ページ41

Noside
めぐみの部屋

部屋で仕事をしていためぐみはノックされたドアを開ける

そこには血まみれでボロボロの芥川


芥川「...めぐみ、すまぬ。」

めぐみ「はぁ...また無茶したの？とりあえず中入って。」
　
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿

そして、そんな2人がいる部屋を尋ねようとする人物が


太宰「双黒の長期任務でしばらく会えなかったから久しぶりだなぁ...。」

中也「はァ...なんで手前ェまでくっついて来るんだよ...。」

　

めぐみの部屋の前に立つと話し声が聞こえてきて、2人は耳を澄ます

しかし、ドアが厚くて単語単位でしか聞こえない


　

めぐみ「龍くん、どこやられたの？」

芥川「腕と背中だ。」

めぐみ「分かった。手当してあげるから服脱いで。あ、大丈夫？脱げる？」

芥川「問題ない。羅生門が脱がす。」


　

　

2人が聞き取れた単語↓

　

“龍くん”


“脱いで”(めぐみの声)


“脱がす”(芥川の声)



　


　

太宰/中也「...。」

　
　
　
　
　
　
　
　
　
太宰/中也「芥川ぁぁぁぁぁ！！！！！(君/手前ェいつの間に！！！)」


　

　

2人が秒でドアを開ける(＝ぶっ壊すと)と、

　

芥川「貴様に手当てを頼むと傷が早く癒える。処置が上手いものだな。」

めぐみ「そう？ありがと。」


めぐみが芥川を手当てしていた

そんな手当てを受けている芥川は上半身裸

2人が双黒に気づく

　

芥川「あ...。」

めぐみ「おかえりなさい！！...というか、なぜドアが壊れているんです？」


　


太宰はめぐみの肩に手を置く


太宰「めぐみちゃん、今後一切私以外の男の手当てしちゃ駄目。」

中也「おい、そこは俺も含めろ。」

めぐみ「？」


　


そしてそのまま芥川の肩を(もの凄い力で)掴む


太宰「芥川くん、手当ては私がやってあげるよ。ほら私、包帯巻くの上手いから。」(黒笑)

芥川「...。」ガタガタ



　

　
　


　


　

中也はその光景を見ながら先日のめぐみの動きを思い出した


中也「(悪い輩が寄ってこねェように体術でも教えるか。)」

　


　


　


こうしてめぐみは中也に体術を叩きこまれました


中也「おー手前ェ筋がいいなァ！！次行くぞ！！」

めぐみ「はい...。(やめて、死ぬから。)」

　

＊＊＊＊＊

中也は夢主ちゃんに悪い輩が寄ってこないために必死なのでした。


そしてこの日から廊下でボロボロの芥川に夢主ちゃんが声を掛けると、芥川は全力疾走で逃走するようになった。←

ふりいだむと無花果1　知乃様リク→←黒い外套6

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す