検索窓
今日:3 hit、昨日:4 hit、合計:41,417 hit

あの場所5 ページ32

太宰side
 
目的地の駐車場に車を停め、そのまま彼女の手を引いてある場所に向かう
 


相変わらず彼女は俯いたまま

あれからずっと黙っている私を不思議に思ったのか、しばらくすると顔を上げた

足を止める

 

めぐみ「あの...「ごめんね。」...?

「こないだ、任務で思いっ切り叱っちゃって。」

めぐみ「太宰さんが謝らないでください。悪いのは私ですから...。」

「......でも真逆、中也が君にそこまで想われてなんてなぁ。」

めぐみ「っ私...。」

 
 

彼女は拳を握りしめて、私の目を見つめた

 

めぐみ「私、今まで後悔していたんです。“mors vita”でたくさんの仲間が死にました。参謀であった私の護衛のために死んでいった仲間も...両親だって、私に力があれば...!」

「...。」

めぐみ「強くなりたいんです。中也さんや姐さんみたいに前線に立てなくても、迷惑をかけないよう、せめて自分の身だけは...。」

 

そんな彼女は涙目

まったく、この子は...

 

「はぁ...君の覚悟は分かった。中也にも相談してみるよ。でもちゃんと約束してね。無茶をしないこと、そして私たちをもっと頼ってほしい。...いいかい?」

めぐみ「...分かりました。」

「うん、素直でよろしい。」


 

そのまま私は彼女の頭を撫でる

 
 

「そういえば前から気になっていたのだけれども、その髪飾り、よく似合ってるよ。」

めぐみ「ありがとうございます。此れ、中也さんからの贈り物なんです。配属祝いだって...。」

 

あの、中也がねぇ...

先刻角から覗いた時には付けていなかったから、彼女が私の部下から守ろうとしたのはそれだったのか...

 

「おいで。」
 

彼女の手を引く

 
 
 
 
 
 
 

 
 
 
 

そのまま連れてきたのは________


*****

この話、自分で書いてて涙出ました(笑)
 

あの場所6→←あの場所4



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.8/10 (48 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
112人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

蓮雀(プロフ) - ゆずれもんさん» お恥ずかしいですが……笑笑良いですよ。また何かあったらお知らせください(*´ω`*) (2018年2月9日 14時) (レス) id: fb5226d63f (このIDを非表示/違反報告)
ゆずれもん(プロフ) - 蓮雀さん» 拝見いたしました!!(ボード使ったことなかったので遅くなりました(´;ω;`))凄い可愛いですね!!鳥肌立ちました...(笑)本編のお話のキリがいいところで紹介してもいいですか!?!?いえ、させてください!!! (2018年2月8日 0時) (レス) id: 692a8e0181 (このIDを非表示/違反報告)
蓮雀(プロフ) - ゆずれもんさん» ゆずれもんさんのボードにURLを張りました! (2018年2月7日 18時) (レス) id: 61c8238bf8 (このIDを非表示/違反報告)
ゆずれもん(プロフ) - 知乃さん» 楽しんでいただいて何より!!駄作者の妄想が詰まった作品となりました(;^ω^)今後の本編、番外編と共によろしくお願いします^^ (2018年2月7日 0時) (レス) id: 692a8e0181 (このIDを非表示/違反報告)
ゆずれもん(プロフ) - 蓮雀さん» ありがとうございます^^URL待っていますね!! (2018年2月7日 0時) (レス) id: 692a8e0181 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:ゆずれもん | 作成日時:2018年1月18日 15時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。