私を見てほしい。【番外編】

夜桜2 ページ14

中也side

俺は石畝を横抱きにしてそのままベッドに寝かせた


めぐみ「あの...中原さん、これは一体...。」

「さっさと寝てそのクマ消せ。」

めぐみ「...ですが、まだ仕事が...。」

「寝とけ。」

めぐみ「でも...。」

「もう一度言う、寝ろ。上司命令だ。」

めぐみ「...はい。」


その言葉に屈服した此奴は布団を頭が少し出るくらいまで被った

しばらく見張りも兼ねて彼女の仕事を進めていたが、山積みの書類はほとんど終わらせてあり、自分もまだ仕事があったなと立ち上がる

そのまま出口に足を向けようとしたら、ベッドの方からすすり泣く声が聞こえてきた
　
　
　

　
「...まだ寝てねェのか？」


彼女の布団がもぞもぞと動いた


めぐみ「すいません...。いつも寝ようとすると、思い出してしまって...。」

「はぁ...俺は太宰みたいに器用じゃねェからこんぐらいのことしか出来ねェが...。」

　

そう言い、此奴の頭を撫でてやった

あまりない自分と母親との記憶

よく寝るときに頭を撫でてくれたのは覚えていた

　

めぐみ「ありがとう...ございます...。温かい...。」


そうつぶやくと、すぐに此奴は安らかな寝息をたてて眠った

それを確認すると、壁に貼ってある勤務表を見る
　
　
　
　
　

「...明日は俺も此奴も非番か...。」


＊＊＊＊＊

すいません、どういう経緯でショッピングに行くのかすごく考えました(笑)

あと、夢主ちゃんがどのようにして中也に心を開いたのか、そこらへんとも絡ませていきたいと思います！！

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