32話<過去編3> ページ34
めぐみside
モニター室
的確に指示を出す私
押されており、一部では既に被害が出ている
急がなければ...!
「敵の人数は...えっ!?」
監視映像を見る
目を疑った
たったの2人...?
そこに映っていたのは2人の少年
そんなわけがない
私とボス以外の構成員は少ないながらも、ほぼ全員異能力者
異能力者ではない者も武器の扱いは慣れており、なかなかの腕である
こんな奴らなんかに負けるわけが...
____彼らもまた異能力者なのか
しばらく監視映像に見入る
2人のうちの1人、長身の少年が前に出る
そこに大勢の構成員が異能力で攻撃を仕掛けた
が
____まったく効いていなかった
__防御系の異能力なのか
そんな彼とは違い、もう片方の帽子をかぶっている少年は次々に攻撃を仕掛けていく
どうやらそちらは攻撃系の異能力者であり体術遣いでもあるようだ
そんなことを考えているとボスから無線が入った
ボス「めぐみ!!もうここはもたない!!これから2人で脱出する!!俺とお前の位置から1番近い脱出口を教えてくれ!!」
「はいっ!!少しお待ちくだs(?「させないよ。」っ!?
その声に反応し、思わず振り返る
そこにいたのはさっき監視映像に映っていた長身の少年
嘘でしょ...
モニター室はアジトの最奥にある
もうこんなところまで...
?「君が例の参謀ちゃん?」
その少年はニコニコと笑顔を浮かべながら此方へと近づいて来る
包帯が巻かれていない方のその眼には殺気を孕んでいた
「こっ...来ないで...。」
後ろに後ずさる
生まれて初めて感じる命の危機_____
身体が動かない
殺される_____
ボス「おいっ!めぐみ!!どうした!?」
その声に弾かれるように無線に手を伸ばす
「ボスっ!もう駄目です!あなただけでも...っ(?「ごめんね...。」ドスっ
その声がすぐ後ろから聞こえた途端、後頭部に手刀を入れられる
「っ!!...ボス...ごめん、な...さ...。」
どさっ
薄れゆく意識の中、無線から聞こえてきたのは
1発の銃声とボスのうめき声だった______
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麗優(プロフ) - とても素敵な作品でした。どのページを読んでも胸が締め付けられるぐらい切なかったし、いろんな場面で泣きそうになりました笑 (2018年3月28日 10時) (レス) id: b47abc622c (このIDを非表示/違反報告)
手紙飛行記 - 後半、泣いてまう (2018年3月22日 22時) (レス) id: 353ff5e2c5 (このIDを非表示/違反報告)
セシルさん - 最高です!!全部一気に読んじゃいました!毎日の楽しみです。何回も読み直してますwww.もう中毒ですねw (2018年3月15日 22時) (レス) id: 1af9cd9cb4 (このIDを非表示/違反報告)
ゆずれもん(プロフ) - あかりさん» コメントありがとうございます!!イベントというものに参加してみたいなと思いまして...楽しんで頂いて何よりです!!続編もありますので是非お立ち寄りくださいませ^^ (2018年1月29日 15時) (レス) id: 692a8e0181 (このIDを非表示/違反報告)
あかり(プロフ) - イベント参加ありがとうございます! すごい面白いです これからも頑張って下さい! (2018年1月29日 2時) (レス) id: 59dc504c48 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ゆずれもん | 作成日時:2018年1月8日 18時