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□thirty eight ページ40

- 福山 side -










俺はあの日一目惚れをする




イベントなどで観客席を見渡すが
綺麗な人も、もちろんいる





その中で一際目を惹かれたのが彼女だった




派手な感じでもなく落ち着いた清楚系

それはそれはもう顔が自分のタイプのど真ん中




ウェディングドレス着せたら
めっちゃかわええんやろうなあ…とか



その瞬間イメージが湧く



俺おかしい?(笑)





でも名前もわからない上に
スタッフに聞くわけもいかない



またきっとイベント来てくれるかな、


また会えるといいな…。






とある日の収録終わり

帰宅途中に気づく



ずっと同じタクシーが後ろをついてくる



その時は不審に思いもしたが都会やし
こんくらいの偶然もあるだろうと




数日後、仕事帰りに自宅付近のコンビニに寄る


すると、横にタクシーが1台停まる





女「あのっ!」


車を降りた所で声をかけられる



俺じゃないだろうと気にせずにいたら



女「じゅんじゅん…ですよね?」




見た目は帽子にメガネにマスク、
バレるはずはないと思っていた



しかもよりによって車まで見られる


これアカンやつやな…








とりあえず平常心で会話をする


「そうですよ✩」


女「だ、大ファンですっ!この辺に住んでいらっしゃると聞いて…本当にいらしたのでつい声をかけてしまい…」


「あぁ…応援ありがとう。でもあまりそういうのは外に漏らさないでくれるかな?僕だって人間だ。プライベートの一つや二つ、見張られるのはいい気がしない」



女「で、ですよね…、でも、この情報結構もう出回ってて…」


有名人などのプライベートな情報を
ファンに売りつけて稼ぐ輩もいる


その口か…と思い一気に気分が悪くなる

その日はマネージャーに連絡して事務所に泊まることにした


今思えば毎日タクシーが自分の車の後ろにいた



引っ越すしかないか…と思っていた矢先に
アフレコ終わりにタツに声をかけられる



気分転換にいいかなと思い誘いに乗った




この行く先がまさかあの彼女の所とは思いもせず



嬉しいことに俺のグッズが部屋のとある所に飾ってある


それがやけに嬉しくて、温かみを感じる




最近色々疲れてた自分にとって彼女はとても癒しだった



続くー…

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設定タグ:声優 , 諏訪部順一 , 男性声優   
作品ジャンル:恋愛
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作者名:梓音 | 作成日時:2017年4月30日 13時

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