□thirty three ページ35
- 鈴木 side -
今とある人物の出待ちをしている
誰かって?まあ後から分かるだろ
達「お、きたきた。お疲れ様です」
?「え、は?出待ち?」
達「会いたくてずっと待ってたんすよ…」
?「ごめん、俺そっちには興味ないわ…」
達「じゃなくって、明日って暇してません?」
?「え、デート?デート!?」
達「……(真顔)」
?「ごめんってば〜(笑)空いてるよ」
達「ちょっとサプライズゲストとして来て欲しいんですよね」
?「イベント?」
達「いや、プライベートっす」
?「はは〜ん」
達「なんすか(笑)」
?「いいよ!」
達「え、いいんすか」
?「誘ったのそっちやろ(笑)」
達「えと、とりあえずまた詳しくは連絡するんで!明日お願いします!」
?「お安い御用〜♩♬じゃあね〜」
相変わらずノリが軽すぎる…
いや、俺も人の事言えないか(笑)
有美の言われた通り動く俺も犬だなあ…
ふと脳裏に信長がよぎるが
なんとか振り切った
帰宅して有美に事を告げる
達「例の件、OK貰えた」
有「うそ〜!忙しそうな人だからダメかとおもってた…」
達「おいおい、俺に失礼じゃね?(笑)」
有「でもAすっごい喜ぶと思う!ありがとう達央さん♩」
そう言われ抱きしめられる
こいつといるとまじでペースが乱される
それが楽しいから一緒にいるわけだが…
あの日あの場所で一目惚れして
どうにかこうにか知り合えるように
頑張ってよかったよ俺。
運命ってこういうことなんかな…
達「それじゃ、ご褒美として…今夜はいいっしょ?」
有「なっ……ばか!!」
恥ずかしそうに顔を赤らめる姿にそそられ
もう自分を制御できなかった
その後はご想像にお任せ。
明日はどうなることやら
これが後々波乱を起こすきっかけになるのも知らずに…
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作者名:梓音 | 作成日時:2017年4月30日 13時