□twenty four ページ26
「色々話詰め込みすぎかなあ…」
『ま、ま、まさか、出来た!?』
「ないない!ぶっ飛びすぎ!」
『色々聞きたいことたくさんあるよおお〜涙』
「後でまたゆっくり話すから…」
『んむう…』
「達央さんにね、順兄のこと聞いてみたの」
『…うん』
「普通に今日も収録が一緒だしよく飲みに行ったりする仲って…」
『ふむ…』
「で、『ちょっと待って!何となくその先の察しはついた。』え、あ、うん」
『ごめんね、途中で話の骨折っちゃって』
「わたしが言いたいことはAの察しの通りだと思う」
『んー…心の準備がなあ…』
「それと、デビュー当時から番号は変えてないんだって」
『……まじか』
「大丈夫…?色々いっぺんに言っちゃったけど…」
『大丈夫…じゃないかなあ…
んー、でも今日も有美から電話来る前何度も
発信押そうかずっと悩み続けててさ…
結局押せなくて…番号は登録したのだけれども
あと1歩が…なんでだろうなあ…
でも、違ったらごめんだけど、
たっつんに口聞いてもらって私と順兄を
会わせようとしてくれた感じだよね?』
「うん、その通り」
『それだったら、私は自分から連絡したい』
「…できる?」
『やる。もう頑張る!じゃないとまた
前に進めないし、有美が勇気を出して
渡してくれたから…私頑張る。』
「そっか、それなら良かった。ちなみに
今もずっと、彼女はいないって。」
『…っ、べ、べつに気にしてないし…』
内心小さくガッツポーズをしたAであった。
その後は根掘り葉掘り出会いから聞き、
きっかけは友達からの紹介で、とのことだった
『有美…一つお願いしていい?…』
「うんうん、どうした?」
『私が順兄に電話かける時、一緒にいてくれないかな…?』
「お安い御用だよ。
その時はいつでも呼び出して♩」
『うん、ありがとう…』
よし、私も頑張る。
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作者名:梓音 | 作成日時:2017年4月30日 13時