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俺は2階から下のフロアを見下ろすと雅を見つけた。

その隣には…瀬戸という男が…。

一緒にいるのを見るのが嫌になる。

俺の知らない8年がマジで悔しい。

早李「藤ヶ谷さんは雅に会いにきたんですか?」

「え…?」

振り返ると、早李がいた。

早李「どうして?……もしかして好きなの?違うよね?」

ストレートに聞いてくるから驚く。

何も言わない俺に、

早李「雅はもう誰も好きにならないよ。たぶん…」

ソファーの縁に座り、淡々と話す。

「どうして言えるんだよ。」

冷たい言い方をすると、

早李「だって、この8年…瀬戸が頑張っても無理だから…藤ヶ谷さんでも無理だよ。」

アイツと一緒にされたくない。

ソファーに戻り、

「無理かなんてわからないだろう?」

早李「わかるよ。8年前に、もう恋はしないって雅言ってたから…。藤ヶ谷さんはただのお客さん。」

ふふんって笑う早李が怖い…。

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作者名:saryu | 作成日時:2018年11月23日 1時

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