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北「美月。2人とも連れて帰って」

美月「ゆっくりしてってねミツ。」

渉と俺は美月の後ろをついて店を出た。

「雅は?連れて帰るって言ってたよな。」

美月「うん。車乗ってるから…」

駐車場に停められた車…。

入口から遠い所に停まる高級車が一台。

美月「どうぞ。後ろ乗ってね。」

助手席を見ると雅が…でも…寝てる。

横「ありがとう。雅ちゃん寝てる?」

美月「うん。疲れてたのか途中で寝ちゃった。」

久しぶりに見る雅の寝顔は昔と変わらない。

8年前まで見れてた…。

触れたい…。

俺は助手席のドアを開け、雅の頬に手を添えて、久しぶりに感じる雅の温もりに心が高鳴る。

「雅…。」

ずっと触っていたかった。

横「太輔…早く乗れよ。」

諭すように渉に言われて俺は後部座席に座った…。

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作者名:saryu | 作成日時:2018年11月23日 1時

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