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雅「そういえば…噂なんだけど…玉森さんの右手首に十字架の刻印ってあるの?」

横「雅ちゃん、どうして? ないよ裕太には…」

即答で返す渉と…。

宮「あったとしたら、どうなるの?」

俺らを守るように、言葉を選びながら話す俊は、昔より大人だな…。

雅「ん?気になっただけ…。ないほうがいいんだよね。 私は…。」

コンコン…。

ドアをノックする音がまた聞こえた。

北「え…?はい?」

千尋「ごめんなさい。入りますね。雅一旦戻ってきて…」

あれ…千尋だ…どうして?

「千尋だよな?」

千尋「え…?うん。そうだよ。」

あの店のスタッフだった千尋がそこにいた…。

俺の頭はパニックだ。

雅「あ!ごめん。戻るよ。」

今の状況が呑み込めない…。

「Cecileって…?」

雅「あの店で働いてた子だよ。太輔…」

あの店で働いてたスタッフ……?

雅と千尋が出ていった。

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作者名:saryu | 作成日時:2018年11月23日 1時

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