バレンタイン特別番外編3 ページ22
自主練も終わって、寮に戻ろうと校門に向かっていた俺たちレギュラー陣
瀬見「泣くなよ山形、ちゃんとプレゼントも寮にみんな用意してあるから」
山形「泣いてねぇよ」
その時校門に見たことのある金髪の女の子の姿があった
A「仁花さん!?」
谷地「あっ!!Aくん!!」
彼女がいることに驚いて、俺は慌てて駆け寄った
川西「あの子がAの言ってた烏野の一年か」
天童「へーそんなんでもなかったね、特別美人でもないし」
瀬見「お前なぁ……」
大平「ちょっといい雰囲気だから、俺たちは遠目で見守ろう」
天童「弁慶か」
A「どうしてここに……?」
仁花「えっと……その……」
モジモジと何か言いたげにしているけど、その言葉は出ない
そしてしばらくして、ようやく仁花さんはカバンからかわいくラッピングされた袋を俺の前に出した
谷地「Aくんはすっごくかっこいいし、他の子からたくさん貰ってるってわかってるけど!!
……いつもお世話になってるから……」
もしかしなくても……チョコ、だよな……
やばい、貰えると思わなかったから
すっげぇ嬉しい……
A「ありがとう、すごく嬉しい……」
チョコを渡してくれた仁花さんの手はとっても冷たかった
耳も頬も赤く染まって、きっと長くここで待っててくれたんだ……
あの消極的な仁花さんが勇気を出して、俺に……
やばい、ニヤケが止まらない
A「ごめん、ずいぶん待ったよね……」
仁花「ううん!!全然!!
貰ってくれて嬉しいし!待ったかいがあったから!!」
ふわりと笑う柔らかい笑顔に、俺もつられて笑顔になった
A「ごめんね、こんな遅くに……
送ってく」
谷地「いえいえいえ!!
これは私が勝手にやったことだからAくんが気にすることなどありません!!」
A「じゃあ仁花さんを送るのも俺が勝手にやることだから気にしないで」
谷地「うぅ……」
揚げ足を取れば大人しくお願いしますと頭を下げる仁花さん
そのまま俺は仁花さんを送るために、寮とは逆へ足を進める
なぜだか今年のバレンタインは、例年よりすごく幸せだった気がする。
……
…
五色「うわぁ……」
天童「Aちゃんが女子に屈託のない笑みを見せてる……」
瀬見「あれはあからさますぎだろ」
白布「(さっさと付き合えよバカ)」
牛島「?」←よく分かっていない
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とぅに(プロフ) - 岩ちゃんのよしが可愛くて悶えてます。。 (7月13日 3時) (レス) @page14 id: 76d074d926 (このIDを非表示/違反報告)
B型 - NLかー。イヤ、ここからBL行くかも!?期待 (2022年9月2日 2時) (レス) @page22 id: 7173a77ecf (このIDを非表示/違反報告)
B型 - めっちゃ面白いです!白鳥沢もっと好きになりました。 (2022年9月2日 1時) (レス) @page16 id: 7173a77ecf (このIDを非表示/違反報告)
アクア - あれ........? 仁花ちゃんと付き合っちゃうやつですか? BLじゃないの....? (2020年10月24日 11時) (レス) id: 09cbd981b0 (このIDを非表示/違反報告)
核 - BLでいくだろ…てかいってくれ (2019年1月16日 0時) (レス) id: 2c1ef13755 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:そるてぃー | 作成日時:2017年2月7日 10時