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成side
前にね…
いっその事消えたい…そう思ってベランダに身を乗り出した事もあったの…
でも…帰ってきた雅兄にグイッと後ろに引かれて部屋に逆戻りして
バシッ！！と言う音にほほを叩かれたのだと分かった…
雅｢…なにしてんの！色んなことと…戦い疲れたからって！
そうやって逃げても変わんないんだよ何も！今はただ辛いかもしれないでもね？いつか、辛い事乗り越えてさ
見えて来るのもあるんだよ…今は笑えなくても…いつか悩み苦しんだ日々があったことに、感謝できる日がきっとくる！だから…負けない…で｣
いつも怒らない雅兄が息荒げて話すのを初めて見た日だった…
今思えば俺は誰かに怒って欲しかったのかな…
少し気持ちが楽になったのを覚えてる…
それからは…少しずつ…ほんとに少しづつ皆に言えるようになったんだ…
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作者名：美渚 | 作成日時：2017年6月28日 14時
