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episode79 ページ35

涼也side


今日は駿也と2人で学校に来た。


いつもはAたちもいるけど

何故か一緒に来たくはなかった。

会いたくないわけじゃないんだけどな…

ってか、連絡しなかったの怒ってるかな。

あとで、Aのクラス行こうっと。



「涼也、Aちゃんと何かあったか?」

そうやって、いつも心配してくれんのが駿也。


「ん?何もないけど」


「そっか。なら良いんだけど、なんか機嫌悪くね?」


え、そんなに怒って見えるか?


「いや、全然悪くないぜ!」

そう言って俺は笑った。


正直に言うと、玲央の事でめっちゃイライラしてるけどな。







「涼也、おはよう!!」


ん。誰?






…玲央だ。


「…おはよ」

あぁ、1番会いたくねえやつに会うとか最悪だろ。


同じクラスじゃねえのに、わざわざ挨拶のためだけに俺のクラス来るなっつーの。





玲央が自分の教室に入ったあと、ちょうどAとあいが廊下を通った。



「悪い。ちょっとAんところ行く」


俺は駿也にそう言ってから、Aのクラスに行こうとした。


ん?あいが怒ってて、どこかに走っていった。

どうしたんだろう。そんなことよりAのところ行こう。


俺はAのクラスの前にいる。


Aの姿を探していると




え…?なんで











なんでAが玲央に頭撫でられてんの?

しかもAは嬉しそうだし。


やっぱりAは玲央のことが好き?


Aの幸せを願うには、別れたほうがいい?


もう俺、全然わかんねえよ。





俺はずっとその場で立ち尽くしていた。






そして、俺に気づいたのか、Aはこっちを向いた。

Aがこっちに向かって歩き出す。


本当は話したい。

だけど、俺は逃げることしかできなかった。


『涼也!!』


Aは俺の名前を叫んだ。


でも俺は振り返らず、屋上へと走った。

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みう(プロフ) - ありがとうございます!公開させてもらいましたー^^ (2013年12月4日 20時) (レス) id: 6768b3aeec (このIDを非表示/違反報告)
kako(プロフ) - ぜひ、公開して下さい*\(^o^)/* (2013年12月4日 19時) (レス) id: 646d57c7db (このIDを非表示/違反報告)
蒼空ヽ(* ・∀・ *)/(プロフ) - 公開してください!! (2013年12月4日 19時) (レス) id: 0cf5ac87cb (このIDを非表示/違反報告)
下野蓮斗(プロフ) - 公開しましょう!! (2013年12月4日 18時) (レス) id: 46fe330ae0 (このIDを非表示/違反報告)
みき☆(プロフ) - とても面白いです!!ぜひ、公開してください!! (2013年12月4日 18時) (レス) id: 4edf962957 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:みう | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/gen.php/novebl/  
作成日時:2013年11月3日 0時

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