大嫌いって言わないで４ (ページ44)

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イケメン同期ページ44

その日のお昼休み

いつものようにケラケラと笑いながら楽しいお昼時間を過ごしていると

女性社員｢あのぉ……先輩？ちょっとお聞きしたいことが……｣

そんな風にビビりながらやって来た新入社員の女子達

Aさんとｱﾝｼﾞｪﾘｰﾅさんの存在は、この会社のなかでも独特な部類なので

キャピキャピした後輩たちが寄ってくることも、怖いお局達に囲まれることもなかったのですが

今日はいつもと違い、回りにはキャピキャピした女子達が寄ってきていました。

ｱﾝｼﾞｪﾘｰﾅ｢ん？どうしたの？｣

珍しい光景にｱﾝｼﾞｪﾘｰﾅさんが返事をすると、女子達は一斉に近くの椅子に座り始めました。

女1｢その……実は来週から来る山田さんの事で……｣

ｱﾝｼﾞｪﾘｰﾅ｢ヤーマダ？｣

女2｢はい。同期なんですよね？先輩達｣

ｱﾝｼﾞｪﾘｰﾅ｢そうだけど｣

女3｢山田さんて彼女いるんですか？｣

ｱﾝｼﾞｪﾘｰﾅ｢この間、居ないって言ってたけど？｣

『おおーーーっ！？』

どうやら聞きたかったことはヤーマダの事みたいです。

女4｢山田さんてモテそうですけど！｣

ｱﾝｼﾞｪﾘｰﾅ｢は？ヤーマダが？｣

女5｢山田さんて優しそうですよねっ！｣

女6｢仕事は厳しいとかですか！？｣

ｱﾝｼﾞｪﾘｰﾅ｢ずっとあのまんましゃない？｣

女7｢え～♪イケメンで優しいとか素敵！｣

｢……イケメンなの？あいつ｣

皆の会話を聞いていて、ヤーマダは人気あるんだな……と感心するAさん。

山田がイケメン、ということに

今初めて言われて気づいたところです。

『えぇーっ！？』

そんなAさんの素朴な疑問に皆はビックリ。

女1｢スゴい美形ですけどっ！？｣

｢え？美形？｣

女2｢色白だし！｣

｢あぁ～確かに白いな｣

女3｢スタイルもカッコ良かったですよ！｣

｢ちっちゃくない？｣

女4｢私よりも大きかったですよっ！｣

ｱﾝｼﾞｪﾘｰﾅ｢170cmくらいかねぇ？｣

｢170cmある？｣

女5｢でも笑顔がかっこよかったです！｣

｢そうかぁ？｣

ｱﾝｼﾞｪﾘｰﾅ｢あはは(笑)ヤーマダってこっち帰ってきて良かったかもね～｣

モテキに突入しそうな程に、この会社の女子達に大人気のヤーマダ。

沢山ヤーマダの特徴が出てきました。

さて、あなたのなかでのヤーマダのイメージは誰になりましたか？