・・・3 ページ35
「んなことばっか言ってないで、ほら
歯磨き。」
勢い余ってプロポーズしてしまった比与太ですが
そんなことは日常茶飯事な比与太に、今更Aさんは真面目に受け取ってはいませんでした。
『はいっ』っと渡された新しい歯ブラシ
それを見つめながら、比与太は反省していました。
プロポーズならば、指輪を用意したり特別な場所を選んだり
そんな雰囲気作りをしなくてはならないのに……
なんだ?勢い余ってプロポーズて!・・・と。
洗面台の前で2人揃って仲良く歯磨き。
お口がさっぱりする頃には、もう時間は真夜中で
Aさんはリビングに戻りながら大きな欠伸をひとつ。
「ふぁ〜〜〜。比与太、明日何時に起きるの?」
比与太「えっと……そうだな……ここから出社すれば良いから、6時頃かな」
「一旦帰らないの?」
比与太「うん。スーツ、シワ伸びてるし(笑)」
「昨日と同じスーツで良いわけ?」
比与太「うん、良いよ」
そんな会話をしながらリビングに腰を下ろした2人。
Aさんもお水を飲みながらスマホで明日のために目覚ましをセットしていました。
「よしっと!」
お水を飲み干し、Aさんは立ち上がると
バスルームから比与太のスーツを持ってきて部屋に干し出しました。
「明日の朝には乾いてると思うよ」
比与太「ありがとう、Aちゃん」
比与太からの『ありがとう』に、ニッコリと笑ったAさん
そんなあなたを見て、比与太の比与太が目を覚まします。
「ベッド上なの」
Aさんはそう言うと、指でメゾネットになっている上を指差しました。
比与太「上……」
「さて寝ようかね〜」
呑気に梯子を登るAさんの後ろから
獲物を狙うコモドオオトカゲの様に
比与太は梯子を登っていきます。
少し天井が低いメゾネットのベットルーム
低いベットには、とてもシンプルな寝具カバーで統一された布団がかかっていました。
「狭いけど、比与太落ちないでね」
そう言いながらスマホを充電器に差し込んでベッドに入り込んだAさん
比与太「……。」
比与太は初めて見るAさんのベッドに興奮し
横になっているAさんがベッドから自分を見ている事にも興奮しています。
「比与太?」
固まったまま動かない比与太を不思議そうにベッドから見つめるAさん。
そんなとき、比与太の比与太がムクムクと反応しだし
お兄さんのスエットパンツにテントを張ろうとしていました。
比与太「ヤベっ!?」
125人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「オリジナル」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
裕(プロフ) - alexisさん» スゲー頑張ります(笑) (2020年6月23日 12時) (レス) id: 266230131b (このIDを非表示/違反報告)
alexis(プロフ) - ガンバレ!銀次くん!(≧▽≦) (2020年6月22日 19時) (レス) id: 25d3b6e52c (このIDを非表示/違反報告)
裕(プロフ) - むーんせーらーさん» あらあら♪私の当初のイメージも同じ方です( *´艸) (2020年6月22日 13時) (レス) id: 266230131b (このIDを非表示/違反報告)
むーんせーらー(プロフ) - 私の中のヤーマダは 山田涼介君になりまちた (^-^ゞ (2020年6月11日 23時) (レス) id: 72f9e7a7c2 (このIDを非表示/違反報告)
裕(プロフ) - リゼ@純粋少女さん» あらやだ!嬉しい♪ありがとうございます♪ (2020年6月2日 10時) (レス) id: 266230131b (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:裕 | 作者ホームページ:http://id29.fm-p.jp/279/jjhh/
作成日時:2020年3月30日 12時