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悪い顔した比与太が、あなたに言った言葉
それは・・・
比与太「今のタイミングが火を消すちょうど良いタイミングだと思うんだよね〜。
お肉柔らかいし。」
「ほぅほぅ!じゃあコンロを止め…」
あなたが手を出そうとすると、比与太はあなたとコンロの間に体を挟みました。
「ん?」
比与太「これ以上火を通すとお肉が固くなっちゃう」
「うんうん。だから火を止め…」
比与太「Aちゃん」
「ん?なに?」
比与太「”『比与太。早くちょうだい』”って、言って?」
「はぁ??」
比与太「だから、『比与太〜。早くちょうだい♪はやくぅ〜』って、言って?」
やらしいぞ!比与太っ!
「・・・。」
あなたはあごに手を置いて考え始めました。
比与太のバカ丸出しの作戦に乗るべきか
それとも、いつもの膝蹴りで比与太を痛い目にあわせるか。
比与太を見れば、こちらを目をキラキラ輝かせてワクワクしながら見ています。
食べ頃の美味しい肉、そして
人の金での当分の高級焼き肉
飴とムチ。
兄貴がこの後迎えに来るタイミングならば
飴をあげても良いタイミングなのかもしれません。
「・・・比与太」
比与太「っ!?うっうん!(ゴクリッ)」←内心ビビってる。
「・・・・・はやくぅ、ちょうだい♪」
比与太「ブフォッ!!はぅ〜〜〜・・・」←悶絶中。
悶絶中の比与太をコンロの前からどかし
あなたは火を止めました。
まだまだ悶絶中の比与太を横目に、あなたは出来たての肉を口に入れます。
「モグモグモグ……ウマッ!」
比与太の作ったものをダイニングテーブルに並べ
さっさとご飯の用意をし、全く以て悶絶中から抜け出せない比与太には構わず
大きな挨拶であなたはご飯を食べ始めました。
「いっただっきまぁ〜すっ!!
モグモグモグ…ウマッ!モグモグモグ…ウマッ!」
やっと比与太が正気を少し取り戻し、ダイニングに座りました。
でもまだ顔はヤバいまま。
そしてそれを見たあなたは思ったのです。
”『こいつ・・・キモいな』”と。
突っ込みどころ満載のまま、食事を終えたあなたと比与太
片付けを終わらせたタイミングで、比与太の部屋のインターフォンが鳴りました。
そう、お兄さんがやっと迎えに来てくれましたよ。
兄「よっ!比与太。風邪良くなったか?」
比与太「また熱出そうです」
兄「半○しにされるようなことしてねーだろな?」
↑
カタギとは思えない。
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裕(プロフ) - alexisさん» ぴよた、人並みになってきましたね( ´艸`) (2020年2月16日 2時) (レス) id: 277fbb4572 (このIDを非表示/違反報告)
alexis(プロフ) - 裕さん» この微妙な関係性……( ̄∇ ̄) ぴよたょ、人はそう簡単に変われないけれど、一途なところを持ち合わせるヒロインに惚れさせることは〜〜〜〜? (2020年2月13日 20時) (レス) id: 25d3b6e52c (このIDを非表示/違反報告)
裕(プロフ) - alexisさん» まだ『好き』が無い時点での『努力』ですけど(笑) (2020年2月12日 20時) (レス) id: 277fbb4572 (このIDを非表示/違反報告)
裕(プロフ) - みぃなさん» ちょっと独特ですけどね〜(笑) (2020年2月12日 19時) (レス) id: 277fbb4572 (このIDを非表示/違反報告)
alexis(プロフ) - 裕さん» ちょっと、誠実になろうとしてるところが認められた、かな?( ̄∇ ̄) 頑張れぴよた!頑張れヒロイン← (2020年2月12日 12時) (レス) id: 25d3b6e52c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:裕 | 作者ホームページ:http://id29.fm-p.jp/279/jjhh/
作成日時:2020年2月8日 11時