検索窓
今日:1 hit、昨日:8 hit、合計:81,104 hit

・・・13 ページ13

「ねぇ〜Aちゃ〜ん!」

「うっさい!うっさい!あっちで寝てろっ!」

「もう眠くないんだってばぁ〜」


午後の昼下がり

洗濯物を取り込んでいるあなたに、リビングから比与太がクッションを抱きながら甘えています。



「目眩したんでしょーがっ!!寝てなさいっ!」

「もう治ったぁ〜」

「じゃあ、帰ろーっと」

「あっ!ウソウソッ!治ってないーっ!」

「じゃあ、寝てろっ!」

「Aちゃーん(泣)」


なんて、コントみたいなやり取りをしながら綺麗に畳まれた洗濯物たち

あなたはそれをソファに置きました。


「これ、片付けといて」

「あぁ♪ありがとぉ!Aちゃん♪
ん〜♪良い匂い〜♪」


石鹸の良い匂い漂う洗濯物を、比与太はあなたに言われた通り片付けに寝室に行きました。


その隙に、あなたは誰もいなくなったソファにうつ伏せに倒れると

ふぁ〜っと欠伸をしながら目を閉じました。


考えてみれば、昨夜からあまり寝ていませんものね〜。Aさん。


「ん〜……なんでこのソファ、こんなに寝心地良いんだろぉ〜……ムニャムニャ」


晴れた昼下がり

部屋も温かく、うるさい比与太もいなくて←おいおい。

段々、瞼が重くなっていくあなた。

そこへ


「あーぁ♪今日はたのしぃ♪」


能天気なアホ比与太がリビングに戻ってきました。


「A……ちゃん?……えっ!?うそっ!」

「すぴー……すぴー……」


さっきまで威勢良く洗濯物を畳んでいたあなたが

もう寝ていることにビックリした比与太

様子を伺おうとすぐ側に駆け寄ります。


「すぴー……すぴー……」

「本当に寝てる……。マジかぁ〜……」


無邪気に眠るあなたを見て、比与太は沸々と沸き上がる愛しさを感じていました。


「Aちゃん……。可愛いなぁ……もぅ」

「すぴー……すぴー……」


あなたの顔にかかる髪を後ろへと流していく比与太

露になったあなたの唇に、比与太はもう釘付け。



「(ゴクリッ)……オイシソウ」←ヤバイぞ、比与太。

「……っ!?イカンイカンっ!!はぁ〜……。ヤバかった、俺いま」


きっとスッゴい戦ってんでしょーね、理性と。


*・*・*・*

悪比与太「今寝てんじゃん!ちゅーしたってどーってことないっしょ♪」←軽いぞ、悪比与太。

エンジェル比与太「ダメだよっ!ダメダメっ!Aちゃんに嫌われちゃうよっ!」

悪比与太「寝てんだから大丈夫だってー!ってか、今も嫌われてっから問題ナッシング♪」

比与太「ギャフン=3」

・・・14→←・・・12



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (92 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
135人がお気に入り
設定タグ:アホ妄想 , 比与太 , オリジナル作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

(プロフ) - alexisさん» ぴよた、人並みになってきましたね( ´艸`) (2020年2月16日 2時) (レス) id: 277fbb4572 (このIDを非表示/違反報告)
alexis(プロフ) - 裕さん» この微妙な関係性……( ̄∇ ̄) ぴよたょ、人はそう簡単に変われないけれど、一途なところを持ち合わせるヒロインに惚れさせることは〜〜〜〜? (2020年2月13日 20時) (レス) id: 25d3b6e52c (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - alexisさん» まだ『好き』が無い時点での『努力』ですけど(笑) (2020年2月12日 20時) (レス) id: 277fbb4572 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - みぃなさん» ちょっと独特ですけどね〜(笑) (2020年2月12日 19時) (レス) id: 277fbb4572 (このIDを非表示/違反報告)
alexis(プロフ) - 裕さん» ちょっと、誠実になろうとしてるところが認められた、かな?( ̄∇ ̄) 頑張れぴよた!頑張れヒロイン← (2020年2月12日 12時) (レス) id: 25d3b6e52c (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名: | 作者ホームページ:http://id29.fm-p.jp/279/jjhh/  
作成日時:2020年2月8日 11時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。