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「ねぇ〜Aちゃ〜ん!」
「うっさい!うっさい!あっちで寝てろっ!」
「もう眠くないんだってばぁ〜」
午後の昼下がり
洗濯物を取り込んでいるあなたに、リビングから比与太がクッションを抱きながら甘えています。
「目眩したんでしょーがっ!!寝てなさいっ!」
「もう治ったぁ〜」
「じゃあ、帰ろーっと」
「あっ!ウソウソッ!治ってないーっ!」
「じゃあ、寝てろっ!」
「Aちゃーん(泣)」
なんて、コントみたいなやり取りをしながら綺麗に畳まれた洗濯物たち
あなたはそれをソファに置きました。
「これ、片付けといて」
「あぁ♪ありがとぉ!Aちゃん♪
ん〜♪良い匂い〜♪」
石鹸の良い匂い漂う洗濯物を、比与太はあなたに言われた通り片付けに寝室に行きました。
その隙に、あなたは誰もいなくなったソファにうつ伏せに倒れると
ふぁ〜っと欠伸をしながら目を閉じました。
考えてみれば、昨夜からあまり寝ていませんものね〜。Aさん。
「ん〜……なんでこのソファ、こんなに寝心地良いんだろぉ〜……ムニャムニャ」
晴れた昼下がり
部屋も温かく、うるさい比与太もいなくて←おいおい。
段々、瞼が重くなっていくあなた。
そこへ
「あーぁ♪今日はたのしぃ♪」
能天気なアホ比与太がリビングに戻ってきました。
「A……ちゃん?……えっ!?うそっ!」
「すぴー……すぴー……」
さっきまで威勢良く洗濯物を畳んでいたあなたが
もう寝ていることにビックリした比与太
様子を伺おうとすぐ側に駆け寄ります。
「すぴー……すぴー……」
「本当に寝てる……。マジかぁ〜……」
無邪気に眠るあなたを見て、比与太は沸々と沸き上がる愛しさを感じていました。
「Aちゃん……。可愛いなぁ……もぅ」
「すぴー……すぴー……」
あなたの顔にかかる髪を後ろへと流していく比与太
露になったあなたの唇に、比与太はもう釘付け。
「(ゴクリッ)……オイシソウ」←ヤバイぞ、比与太。
「……っ!?イカンイカンっ!!はぁ〜……。ヤバかった、俺いま」
きっとスッゴい戦ってんでしょーね、理性と。
*・*・*・*
悪比与太「今寝てんじゃん!ちゅーしたってどーってことないっしょ♪」←軽いぞ、悪比与太。
エンジェル比与太「ダメだよっ!ダメダメっ!Aちゃんに嫌われちゃうよっ!」
悪比与太「寝てんだから大丈夫だってー!ってか、今も嫌われてっから問題ナッシング♪」
比与太「ギャフン=3」
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裕(プロフ) - alexisさん» ぴよた、人並みになってきましたね( ´艸`) (2020年2月16日 2時) (レス) id: 277fbb4572 (このIDを非表示/違反報告)
alexis(プロフ) - 裕さん» この微妙な関係性……( ̄∇ ̄) ぴよたょ、人はそう簡単に変われないけれど、一途なところを持ち合わせるヒロインに惚れさせることは〜〜〜〜? (2020年2月13日 20時) (レス) id: 25d3b6e52c (このIDを非表示/違反報告)
裕(プロフ) - alexisさん» まだ『好き』が無い時点での『努力』ですけど(笑) (2020年2月12日 20時) (レス) id: 277fbb4572 (このIDを非表示/違反報告)
裕(プロフ) - みぃなさん» ちょっと独特ですけどね〜(笑) (2020年2月12日 19時) (レス) id: 277fbb4572 (このIDを非表示/違反報告)
alexis(プロフ) - 裕さん» ちょっと、誠実になろうとしてるところが認められた、かな?( ̄∇ ̄) 頑張れぴよた!頑張れヒロイン← (2020年2月12日 12時) (レス) id: 25d3b6e52c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:裕 | 作者ホームページ:http://id29.fm-p.jp/279/jjhh/
作成日時:2020年2月8日 11時