大嫌いって言わないで２

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比与太「ごちそう様でした♪」

「あいよっ」


楽しい食事が終わり、あなたは比与太の食べ終えた食器を片付けます。


比与太「手伝うよっ、Aちゃん」

「あんたはそれより薬を飲んどけっ！この風邪っぴきが！」

比与太「うん(笑)わかった」



いつものように冷たくあしらわれた比与太は

冷蔵庫から水を取り出すと、テーブルに置かれた風邪薬をゴクンと飲みました。



リビングのソファに座り、まだ怠い体の比与太は

キッチンに居るあなたをずっとそこから見つめていました。


洗い物をし、キッチンを片づけていくあなた


カチャカチャとせっせと動くあなたを

比与太は熱い眼差しで見つめています。



「出来たぁ〜」


片づけが終わったあなた

手を拭くと、キッチンを出てリビングに向かいました。



比与太「Aちゃん、ありがと」

「薬飲んだぁ？」

比与太「うん、飲んだ」

「もう大丈夫そうね。兄貴に電話かけるかぁ〜」

比与太「・・・。」



携帯をバッグから取り出し、電話を始めるあなた

一方、比与太はあなたが帰ってしまうことが寂しくてたまりません。



「あ、兄貴？私〜」


電話での会話を聞きながら、そっとソファに身を委ねれば

まだ本調子ではない比与太は、瞼をゆっくりと降ろしました。



「迎えに来てよぉ〜。・・・うん・・・うん」

比与太「はぁ〜。。。」



今日は土曜日

明日は日曜で仕事がないから、あなたに会えないことを寂しく感じる比与太

せめて、今日だけでもまだ一緒に居たい・・・


そんな事を思い乍ら電話の会話を聞いていると



「えぇ！？今、箱根ーっ！？」

比与太「っ！？」


聞こえてきたことから推測するに。。。お兄さんは今、ナユカさんと箱根デート中みたいですね。。。



「どーすんのよぉーっ！？私お金も着替えも持ってきてないのよっ！？」


お金もなく、財布を置いてきたあなたは

身なりは部屋着

お兄さんの迎えがあると安心していたから

当然、比与太の熱が下がったら帰れるものだと思っていました。


「あんっ！？だからお金も着替えもっ！。。。んなこと出来るわけないでしょーがっ！！(怒)」

比与太「・・・？」


なにやらあなたは相当ご立腹な様子。。。

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