守るもの (ページ6)

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EP6 ページ6

『！？ヨナ、なぜここにっ』

ヨ「え？父上？父上！！どうしてこんな！！誰がっっっ」

ヨナは涙を浮かべ、身体を震わせながら亡きイル王を見つめていた

ス「私ですよ、ヨナ姫。私がこの手で、イル陛下を弑虐しました」

ヨ「う、そよ…いやぁぁぁぁぁぁ！」

『落ち着け！とにかくここは一旦離れて』

Aは叫ぶヨナの肩を持ち、とりあえず部屋の外へ出そうとするが

ヨ「どうしてそんな冷静でいられるの！？私たちの父上が殺されたのよ！？…もしかして、姉様も敵だったの！？」

『ヨナ、話を聞い…』ヨ「触らないでっ！！！！」

あまりの出来事に混乱していたヨナはそう言って、Aの手を弾いた

ケ「本当にちょうどいいじゃないですか、2人まとめてここで始末してしまえば万事うまく運ぶ…」

ス「待ってくださいケイシュクさん、Aにはこれからのことを話して、それから判断を…」

ケ「ならばヨナ姫だけでも殺してしまいましょう。暫定的な継承権第一位のヨナ姫が残ったとなれば、貴方様の王座が遠のいてしまいます」

3人が話してる隙を伺って、少しずつ扉に近づいていたヨナは一気に廊下へ走り出した

『ヨナっ！？！？』

ス「急ぎヨナ姫を追ってください。ただし、危害を加えることは許しません」

「「「はっ！」」」

ケイシュクと共に来ていた兵士らがヨナを追いかけた

『もしヨナに手を出すというなら話は終わりだ。大人しく殺される気もない、私はお前らと全力で戦わせてもらう』

怒りをあらわにしたAはケイシュクを睨みつける

ケ「っ！！」

なんだこの覇気は…女に気押されただと！？

ス「…わかりました。ヨナ姫の処遇については、一旦保留としましょう」

父上、親不孝な娘で申し訳ない

しかし父上の死を無駄にはしないとここで誓う

母上と共に、見ていてくれ