EP3 ページ3
---第一訓練場
ス「ムンドク師匠〜!お久しぶりです!」
ム「ん?スウォン様にA様!よしお前ら、あと素振り1000回走り込み100本じゃ」
「「「えぇ〜〜〜」」」
訓練中のムンドクはA達の姿を見つけると、訓練中の風の部族らに訓練内容を伝え、2人の所へ来た。
ス「風の部族はみな元気があっていいですね〜」
『また勇敢な戦士が育っているようだな』
ム「まだまだヒヨッコどころか卵にもなりきれてないようなやつらばかりですよ」
『相変わらず辛口だな』
ス「それでこそ師匠です!これからが楽しみだな〜」
ム「して今日は何用で?ついにお二人の祝言でも決まりましたかな?」
ス「なっ///」
『冗談はそのへんにしておけよ、ムンドク。知っているだろう?私は将軍になるのだ。こんなやんちゃな姫より、スウォンにはもっと似合いの娘がいるだろうさ。今日はムンドクの顔を見にきただけだ』
ス「……」
片方はそうでもなさそうじゃが…まだまだ進展なしか。
A様のこの性格じゃ無理もないか
ム「ならついでにゆっくり見学でもなさったらどうですか?わしもそろそろ戻って、奴らの尻を叩いてやらんと」
『あぁ、邪魔して悪いな』
ム「邪魔なわけなかろう。恐れ多いかもしれんが、お2人はもう孫みたいなものだと思っておりますので。では」
そう言ってムンドク訓練へ戻って行った
『ああいう方がいるのは、高華にとって実に喜ばしいことだな、スウォン』
ス「…えぇ」
とスウォンからそっけない態度を取られ、Aは不思議に思った。
『どうしたんだ?ムンドクとあまり話せなかったから膨れているのか?』
ス「そういうことではありませんが……Aはどなたか決まった相手がいるのですか?」
『なんだ、先程も話したが私は将軍になるのだ。そんな相手を探す暇もないし、興味もないよ。スウォンはどうなんだ?』
ス「………います」
『そうか、ではスウォンは祝言も近いかもな』
それがヨナであれば…喜ぶだろうな。
ス「…相手が誰か、気になりませんか?」
『気にはなるが、時がくればお前は話してくるだろ?無理に聞こうとはせんよ』
ス「…そうですか」
幼い頃からあなたをお慕いしてます。と言える日はいつだろうか…
いや、これから私がやろうとしてることを知れば、その時は永遠に訪れないかもしれない。
それでも、私はやり遂げなければならない。
この思いは…早く捨てなければ
57人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
クロウサ(プロフ) - 初めまして。暁のヨナの小説が、読めるなんて嬉しいです。あのリクエスト何ですが、暁のヨナの原作沿いでヨナの成り変わり小説とかって書いたり出来ますか? (8月31日 0時) (レス) id: 004a3e734e (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:せつな | 作成日時:2023年5月31日 6時