守るもの (ページ15)

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EP15 ページ15

阿波---

ス「久しぶりですね〜港町まで出たのは！」

スウォンとAは地の部族領内にある、阿波の港へやってきた。

『これが海か！初めて見たぞ！！そしてこれが潮の香り…我が高華国は美しいな、スウォン！！』

ス「しーっ！一応お忍びなんですから。
私のことはウォンと呼んでください。Aのことはカナと呼びますね」

『そうだった！すまん、外に出るのが久しぶりなのでな。気をつけよう』

ス「はしゃいでる所も可愛くて、私は好きですよ」

『っ！！！
そんなことをホイホイ言うなっ
心臓がいくつあっても足りんではないか』

ジ「あー、
お取り込み中のところ大変申し訳ございませんが
我々もご一緒しているということをお忘れなきように」

そう後ろから声をかけるのは、空の部族将ハン・ジュド将軍。
今回の護衛として、数名の兵士と共にスウォンとAに同行していた。

『なんだジュド、ヤキモチか？
だから早く奥方を迎えよと言っておるだろう？
なんならお前たち、先に帰っても良いぞ
ウォンの護衛は私1人で十分だからな！』

ス「そうですね、その方が夫婦水入らずで楽しめますし
帰るのが難しいなら、別行動でも大丈夫ですよ！」

ジ「なっ！王…お二人ともっ！
冗談はほどほどにしてください
そしてカナ様、余計なお世話です！」

全く、この方々は

飾らない性格は幼い頃から変わらないな

ス「さ、楽しいお話もここまでということで

早速見て回りますか！」

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