続き ページ45
話余ったので、これで少し長めに遊んでます
✄-----キリトリ-----
薬を持ち帰り、松野家に到着
「じゃ、Aの救世主はここまで!
後は頑張って〜、あ〜良いことした」
救世主というか、有難迷惑というか……
てか、この薬は副作用があると言ってたが、その詳細は聞いていない
もしや、まだ使って無いのだろうか
「……流石にないか」
私の暗い考えを捨て、カラ松に飲ませる方法を考えた
* * *
夕食の時間になり、私は行動に移した
薬を見ると、粉薬であったのでカラ松のお茶に入れて混ぜる
カラ松のお茶を持って行くと、既に皆さん揃っていた
これに私は焦った
なぜ、カラ松のお茶だけ持っているのかということだ
いや、大丈夫か
テスト前の謎の自信のように私には何故かなんの根拠もない自信が湧き出た
演技派系女子だ
なんて、自分に言い聞かせた
* * *
なんの躊躇もなく、食卓に戻る
「カラ松、お茶忘れてたよ」
「えっ……あぁ、ありがとな」
ちょっと白々しかったかな
まぁ、飲んでくれたら差し支えない
食べていく中でカラ松がコップを手に取ったのが視界に入った
そして、それを喉を潤すために飲んだのを見て、心の中でガッツポーズをする
*
「ごちそうさま〜!!」
食べおえ、カラ松の薬の効果が効くのが今か今かと待ち構えた
今日は居間で留まり、一松さんと猫の話で盛り上がった
「__昨日路地で見た、子猫が凄い可愛かったんですよ!」
「あぁ、それ多分……僕の見てる猫の子供」
「ええっ?! 本当ですか!! 見てみたい!」
「……別にいいよ、でも騒がないでね」
なんて、新しい猫の約束を取り付けてたりしたら、突然後ろから誰かに抱き締められる
いや、大体分かるんだけどね?
だって、一松さんが凄い嫌そうな顔してるから
「なに一松と約束してるんだ〜?」
「あ〜、猫ですよ」
「クソ松……てめぇには関係ない、殺すぞ」
少しざっくりとした説明で言うと、一松さんが少し過剰な怒りを見せた
うん、この2人はあまり和ましくないようで
「A……」
突然耳元で囁かれ、背筋らへんがゾクッとした
「……何ですか」
「2人っきりになりたい」
突拍子もないカラ松の願望に一瞬、思考がまとまらず整理した
一松さんも怪訝な顔でカラ松を見ている
「はぁ、別にいいですが__」
「よし! 決まりだ!!」
急に私を引っ張って連れていかれる
一松には手を合わしといた
__これは薬の効果か?
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菜薇秦(プロフ) - サクラさん» ありがとうございます!趣旨ブレブレですが、どうぞよろしくお願いしますm(_ _)m (2017年5月9日 23時) (レス) id: 5f0809ce12 (このIDを非表示/違反報告)
サクラ - 更新楽しみにしてます! (2017年5月9日 22時) (レス) id: 82bd22f655 (このIDを非表示/違反報告)
菜薇秦(プロフ) - にんじんさん» はい!めっちゃ楽しみです〜(´∀`) (2017年4月9日 20時) (レス) id: 5f0809ce12 (このIDを非表示/違反報告)
にんじん - 二期楽しみですね (2017年4月9日 18時) (レス) id: 1018656ff9 (このIDを非表示/違反報告)
菜薇秦(プロフ) - あ ん 二 ンさん» ありがとうございます!その言葉が私の更新の励みになります(^ ^) (2017年3月21日 0時) (レス) id: 5f0809ce12 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:菜薇秦 | 作成日時:2017年3月3日 21時