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38話 スイッチ ページ39

1人で居間で待機していたら、ガラッと襖が開いた
見てみると、そこには彼が格好つけて立っていた


「ふっ、待たせたな、honey?」

「はい、何してたんですか?」


と言うと、一瞬なぜか呆気に取られてた


「おぉ……、いや、ちょっと愛の試練……をな」


いつもの格好つけたポーズで言った
……カラ松をつくってる


「カラ松兄さん〜、Aちゃん
ごはんだよ〜?」


と襖からトド松さんが覗いて言った
すると、ご飯を持った皆さんが入ってきた

私達は食卓を囲む


「あれ、おそ松今日こっちなの?」


気付けば、私の隣には十四松さんとおそ松がいる
おそ松は無邪気な笑顔で


「ん? あぁ、俺今日はこっちの気分なの」


ケロッと言いのけて、かなり気分屋なことが分かった
それに、カラ松は平然な様子で


「A、それでも大丈夫か?」


少し心配を含んだ声色で聞いてきた
もちろん、嫌な訳では無いので


「もちろんです」

「やりぃ!」

「おそ松兄さんセクハラとかやめてよね」

「酷い! 俺そんなことするやつだと思うか?!」


私の応答に喜んでいるおそ松とは反対に毒を吐くトド松さん

ちょっとした事があって、皆さん食卓を囲み手を合わせる


「いただきまーす」


と低音のハーモニーが響く
そんな中、皆さんに一拍遅れをとって


「……いただきます」


と手をあわした


皆さんの駄べりを右から左に流しつつ、黙々と食べ続ける中

「チョロ松、醤油とってくれ」

「はい」

「サンキュな」


チョロ松カラ松に醤油を渡す
醤油をかけて、さらにおそ松に


「……ほら、兄貴」


渡したのだけど、なんだろう……この2人ぎこちなすぎる


* * *


「ごちそうさまー」


それもまた揃っている
うん、見てる方が清々しいくらいだな


そして、皆さんは六つ子の部屋へ戻るので、私もついていく



最後に入ったのは私なので、後ろ手で襖を閉める


「皆さん……」


私が神妙な声色で言う


「どしたの?」


皆さんは疑問で首をかしげ、私を見る




「皆さんはこれに疑問はないんですか?」


と問いかけると、十四松さんは


「えっ?! 何が?!

あっ!! もしかしてAちゃん髪型変えた?!」


近くによって聞いてくるが、これはハズレ
私は周りを見渡してから


「変わってないですよ、そうじゃなくて」


一拍置き、私は皆さんに言った




「__どうして、カラ松とおそ松が入れ替わってるの? って聞いてるの」

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設定タグ:おそ松さん , 怪盗松   
作品ジャンル:アニメ
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菜薇秦(プロフ) - サクラさん» ありがとうございます!趣旨ブレブレですが、どうぞよろしくお願いしますm(_ _)m (2017年5月9日 23時) (レス) id: 5f0809ce12 (このIDを非表示/違反報告)
サクラ - 更新楽しみにしてます! (2017年5月9日 22時) (レス) id: 82bd22f655 (このIDを非表示/違反報告)
菜薇秦(プロフ) - にんじんさん» はい!めっちゃ楽しみです〜(´∀`) (2017年4月9日 20時) (レス) id: 5f0809ce12 (このIDを非表示/違反報告)
にんじん - 二期楽しみですね (2017年4月9日 18時) (レス) id: 1018656ff9 (このIDを非表示/違反報告)
菜薇秦(プロフ) - あ ん 二 ンさん» ありがとうございます!その言葉が私の更新の励みになります(^ ^) (2017年3月21日 0時) (レス) id: 5f0809ce12 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:菜薇秦 | 作成日時:2017年3月3日 21時

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