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30話 経緯 ページ31

緊迫した空気の中
おそ松が場に合わない口調で


「まぁ……あれだ!」

「いや、どれだよ……あ」


人差し指を立てて、頭の上に電球が光ったような動作をするが、正直ツッコミしか思いつかなかった

……で、超タメ口でツッコンでしまったのだが、やばいやばい


連れ去られた身でタメ口とか殺される
……いや、じっくり指の爪とか__グロイからやめよう

まぁ、例えたら先輩がミスっところに「なんで今ミスったの」って聞く感じ並にやばい


静まり返った部屋の中


「ぷっ……ははっ」


と、誰かが吹き出し、そこから釣られるように皆さん笑い出した

……何に笑ってんだこの人




暫くヒィヒィ笑った皆さん


「いやぁ、やっぱ面白いね」

「あっはは! 口悪いね!」

「……僕のときもっと酷くしていいから」

「流石カラ松girl、やはり俺の眼に狂いはなかった」


「……はぁ」


と、始めから、おそ松、十四松さん、一松さん、カラ松に中身のない返事を返して、次こそ本題


「脱線したじゃないですか、早く! 焦らさないでください」


と、私が言うと
おそ松達の目が明らかに変わった気がした

おちゃらけた雰囲気とは一変、息をするのも緊張する空気感になった


「俺らさ……別にこれやりたくてやってるわけじゃねぇんだわ」



おそ松side


俺らはさ、普通に馬鹿やって、ニートやってずっと六つ子で遊んでたいわけ


ところが、ある日非現実的な出来事が起こった

それは、Aと会う5ヵ月前くらいかな
クズな俺らは深夜までハシゴして飲みまくってたんだ

その帰り、べろべろに酔っ払った俺らは千鳥足になりながら、家路につこうとしてて、人とぶつかってさ

んだら、ビックリ
その人と肩ぶつかっただけなのに倒れちゃってさー

あの時のあいつらの顔は傑作だったわ

まぁそれで、俺ら携帯持ってないし、トド松こんな時に限って家で充電してくるし

放って帰るわけにもいかねぇから、家に連れて帰ったんだよ


んで、その人が目ェ覚めたんだけどさー

まぁ驚いたわ
何せ自称怪盗だったからな

多分60代くらいだったんじゃね?

お礼言われた後に、その人は俺らに頭下げてさ


『お願いします、わしの代わりにとある物を盗んでくれはしないでしょうか

この通り、わしの体はもう駄目じゃ

あんたさん達のその同じ顔を利用して、わしの願いを叶えてはくれないだろうか』


何か理由聞いたら、昔その人は金持ちで嫁さんと子供もいるっていう贅沢な生活送ってたんだとさ


文字数→

31話 怪盗の裏仕事→←29話 威圧と仁王立ち



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設定タグ:おそ松さん , 怪盗松   
作品ジャンル:アニメ
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菜薇秦(プロフ) - サクラさん» ありがとうございます!趣旨ブレブレですが、どうぞよろしくお願いしますm(_ _)m (2017年5月9日 23時) (レス) id: 5f0809ce12 (このIDを非表示/違反報告)
サクラ - 更新楽しみにしてます! (2017年5月9日 22時) (レス) id: 82bd22f655 (このIDを非表示/違反報告)
菜薇秦(プロフ) - にんじんさん» はい!めっちゃ楽しみです〜(´∀`) (2017年4月9日 20時) (レス) id: 5f0809ce12 (このIDを非表示/違反報告)
にんじん - 二期楽しみですね (2017年4月9日 18時) (レス) id: 1018656ff9 (このIDを非表示/違反報告)
菜薇秦(プロフ) - あ ん 二 ンさん» ありがとうございます!その言葉が私の更新の励みになります(^ ^) (2017年3月21日 0時) (レス) id: 5f0809ce12 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:菜薇秦 | 作成日時:2017年3月3日 21時

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