4.逆襲、開始 ページ4
「いよいよ今日からじゃのー♪」
「…いよいよだね」
「もう今日かー!浅草が赤羽よりいいところってこと、証明しよう!」
7月1日。天の川プロジェクト当日である。…………まあ、1日から7日まであるのだが。
祓皿というものを厄割り石にめがけて投げるという厄祓いも行っており、その割れた皿が天の川のように輝くらしい。夜がとても見ごろなのだとか。
また、着物がなくても、浅草着物レンタル縁で借りられるらしい。
私たちはその祓皿に、赤羽への気持ち(ほぼ憎悪だが)を込めて割るということに落ち着いた。
「あ、でも、竹参道ライトアップってのもあるってー!」
竹参道ライトアップ。参道の両脇に竹が並べられ、夜間にはライトアップされる。
「いいねいいねー!」
「赤羽に逆襲するならこれぐらいはせんとなぁ…………」
「ですね!」
「…赤羽地区民は悔しいだろうねー。所属路線とかも赤羽より少なくて、まさか赤羽に勝てるわけないだろうと思っていた浅草に、自分たちの街が負けるんだから」
「だろうな。…………よし、行くぞ!」
「「「「「「おーっ!!」」」」」」
『にゃーっ♪』
「あ、新にゃかだ!」
『オイラ頭が風呂敷になってる江戸っ子猫、新にゃかだにゃ!』
「…ねえ、新にゃか?」
『にゃ?』
「…浅草を、どこよりもいい街にしたくはない?」
『したいにゃん!』
「…だったら…………私達、HOME'sに協力して?」
『わかったにゃん!』
こうして、HOME'sに新しい仲間が増えた。
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作者名:革命シリーズ製作委員会 | 作者ホームページ:
作成日時:2016年8月12日 20時