四六時けんきゅー所！ (ページ8)

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依頼が六つページ8

葉鳴side

秋｢いや、ほんとごめっんっくく、ごめんっっっっっァダ！！！！いや、叩かないで！？」

晴｢ずっと笑ってるお前が悪い。時雨の目を見てみろ。完全にごみを見る目だぞ、あれ。」

秋｢待って時雨！？そんな目で見ないで俺ら結構昔から一緒にいるじゃアイダダダダ！！」

時雨さんは普段の糸目を開き、冷めた目をして秋人さんを見つめていた。

日｢ねえ、秋人うるさいよ。最年長の一人でありリーダーである君がそんなんでどうすんのさ。｣

都｢相棒の言う通りだよ。なんで秋人がリーダーをやれてるのか、私不思議なんだよね。」

秋｢二人までっ！」

一言で言えばカオス。

というか、俺には秋人さんを集団でいじめているようにしか見えなかった。

壱｢…んふっ」

「「「「「「！！！！」」」」」」

思わず笑ってしまった。

すると、さっきの声が聞こえていたようで、何故か驚いた様に全員こっちを向いた。

壱｢？驚いてるみたいなですけど、どうかしましたか？」

日｢いや、違うよ。ほら、壱クン目が覚めてから緊張して笑ってなかったから、安心したんだ
よ。」

時｢ああ、日暮の言う通りだ。それに、この状況で笑ったということは、ここに、”馴染め
る”という証拠でもあるしな。」

壱｢？？」

都｢あー。さっきの会話はね、結構ここでは定番なんだけどね。こういう会話が苦手な人も
いるでしょ？だから、壱クンが今さっき笑えてよかったね、っていうこと。」

都々さんの説明でやっと分かった。

壱｢ここに馴染めそうなのは嬉しいです。これからよろしくお願いします！」

日｢うん！よろー！｣

都｢相棒に同じく！」

榧｢よろしく…すぅ。」

秋｢よろしくね。壱君。」

時｢よろしく。こいつ(秋人)みたいになるなよ。」

秋｢え、どゆこと…？時雨…？」

晴｢よろしく。困ったことがあったらすぐに誰かに言えよ？後は時雨と同じ。」

秋｢え、無視？スルーするの…？」

時｢っふw。」

晴｢っはw。」

秋｢」

日｢アーア、アキトカワイソー。｣

都｢相棒めっちゃ棒読みじゃん。」

あぁ、俺もこの会話に入れると考えるとすごく嬉しい。

そう考える俺は、もうすでにこの場所に染まっているのだろうか？

壱｢本当に、よろしくお願いします。」

俺が呟いた言葉は今度は誰にも拾われることなく、この騒がしい空間に消えていった。