四六時けんきゅー所！ (ページ11)

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依頼が八つページ11

葉鳴side

壱｢あ、日暮さん。お待たせさせてしまってすいません。」

日｢ああ、全然大丈夫だよ。じゃ、出発しよっか。」

壱｢はい！」

俺はあれから日暮さんと合流し、仕事の流れを確認して準備をしていた。

準備が終わったころにはもう時間になっていた。

日｢ところで壱クン、今回の依頼内容は覚えてる？」

壱｢はい、外に出る前、頭の中に入れてきました。」

日｢ん、なら大丈夫そうだね。」

今回の依頼内容は子供の面倒を見てほしい、といういわゆるベビーシッターのような
仕事を頼みたいということだった。

一応家事は一通りできるし、よほどのことがない限りは大丈夫かなと思っている。

日｢お、着いた。」

日暮さんがそう言って立ち止まる。

そこには大きめの家があった。

ピンポーン

壱｢…？」

出てこない、しかし車も置いてあるし、事前に伝えられてるはず。

…家の中からドタバタと音が聞こえる。

ガチャ

？｢遅くなってしまい申し訳ございません。子供がちょっと暴れてて…」

日｢いえいえ、大丈夫ですよ。急いでくれ、なんていえるような立場でもないですしね。｣

？｢あ、まぁ取り敢えず家にお入りください。そこで確認をしましょう。」

日｢はい、分かりました。お邪魔します。」

壱｢お邪魔します…。」

中に入って見るとちゃんと片付いている家だった。

壱(日暮さんにも見習ってほしいな…。)

因みに秋人さんは意外と、部屋が片付いていた。

？｢どうぞ、座ってください。｣

日｢ありがとうございます。それでは失礼します。」

壱｢失礼します。」

ていうかさっきから俺、日暮さんと同じことしか言ってないな。

佐｢今回来てくださりありがとうございます。私は佐々木利乃といいます。お二人の名前を伺
ってもよろしいですか？」

日｢佐々木さんと呼ばせていただきますね。僕は那叶日暮というものです。そして、こっち
が」

壱｢葉鳴壱と言います。」

日｢それでは、今回の依頼内容の確認を行いますね。
今回、佐々木さんのお子さんの面倒を見るのが僕たちの仕事です。
期間は一日。
報酬は三万円でよろしかったですか？」

佐｢はい、大丈夫です。」

日｢なら大丈夫ですね。僕らのほうで道具等は用意してきたので、もう出かけて大丈夫です
よ。」

佐｢それでは、よろしくお願いします。」

そう言って佐々木さんは出かけていった。