319*紅桜編4 ページ19
適当に宥めておいたあたしは沖田を置いて食堂へ向かうフリをして屯所を飛び出した。
……何となく……銀時にも報告しておいた方がいい予感がしたからだ。
「ぎ、ぎぎ銀時ィィィイイ」
万事屋の扉をぶっ壊す勢いで乗り込む。
なんか扉壊れたような音したけど修理代の請求書は土方コノヤローにまわしとこ。
「銀時、銀時、銀時ィィィイ!!
……っん!?
あ、お客さん……ですか……?」
うるせー!とツッコミが銀時から入るがそれより気になるのは居間の椅子に腰掛けている物体……?
それに居間も何とも言えない緊張感に包まれているようだった。
「エリーっていうネ。
ヅラのペットアル」
「小太郎のペットォォオ!?」
“どうも、エリザベスです”
と、プラカードに記された文字。
どうやら喋らないスタンスのようだ。
「あ!!
てか小太郎見てない!?」
「Aさんも桂さんを見てないんですか?」
「うん……。
風の噂では辻斬にあったって……」
「ヅラがそこらの辻斬で死ぬわけでもねえだろ?」
「……そうなんだけどさぁ……。
行方も分からないみたいで……」
あたしの言葉を聞いてエリザベスちゃん?はポロっと一粒涙を流した。
「オィィィイ、Aてっめせっかくこの化けもんが話し出しそうだったってのに泣かせてどーすんだァァア」
「なんであたしぃ!?」
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モコ(プロフ) - 零さん» コメントありがとうございます。 ただいまストーリーの作り貯めをしておりましてもうしばらくお待ちくださいm(__)m (2017年5月13日 17時) (レス) id: f3c615ea45 (このIDを非表示/違反報告)
零 - 疲れたらゆっくり休んでください。 (2017年5月12日 16時) (レス) id: 4d82223b28 (このIDを非表示/違反報告)
モコ(プロフ) - 零さん» コメントありがとうございます! こんな作品にそのようなことを言って頂けて嬉しいです(/ー ̄;) 現状は全快といったところなのでこれからまた更新頑張ります♪ (2017年4月10日 19時) (レス) id: f3c615ea45 (このIDを非表示/違反報告)
零 - いつでも待ってます。だから疲れたら休んでください。体壊したら元も子もないですから。 (2017年4月10日 12時) (レス) id: 4d82223b28 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:モコ | 作成日時:2017年3月17日 6時