314*隠し子!?編44 ページ14
「Aさん、アンタを信じやすぜ?
戦のことは聞いただけで知らねえ、それがAさんの答えってんなら……
信じても構わねェんですね?」
「……っ」
──────────…沖田の目は逸らしたくても逸らせないほどの何かがあった。
確かにあたしは攘夷戦争が終わってから江戸で真選組に拾われた身だ。
過去のことなどほとんど話さず、それでもここにいる。
つまりは疑われることもあるということ。
忘れかけていた、忘れてはならないこと。
あたしはこの真選組に嘘をついている。
過去のことは何一つ忘れていない。
そして真選組の敵は攘夷志士。
ならばあたしも……
いつかこの真選組に刃を向ける日が……
きてしまうのだろうか……
「どうしちまったんで?
黙るなんざAさんらしくねェ」
「……いや?
なんか柄にもなく沖田くんが必死だったから……
ふざけてたのかなって?」
「で、どうなんでィ?」
「信じてくれて構わないよ……」
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モコ(プロフ) - 零さん» コメントありがとうございます。 ただいまストーリーの作り貯めをしておりましてもうしばらくお待ちくださいm(__)m (2017年5月13日 17時) (レス) id: f3c615ea45 (このIDを非表示/違反報告)
零 - 疲れたらゆっくり休んでください。 (2017年5月12日 16時) (レス) id: 4d82223b28 (このIDを非表示/違反報告)
モコ(プロフ) - 零さん» コメントありがとうございます! こんな作品にそのようなことを言って頂けて嬉しいです(/ー ̄;) 現状は全快といったところなのでこれからまた更新頑張ります♪ (2017年4月10日 19時) (レス) id: f3c615ea45 (このIDを非表示/違反報告)
零 - いつでも待ってます。だから疲れたら休んでください。体壊したら元も子もないですから。 (2017年4月10日 12時) (レス) id: 4d82223b28 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:モコ | 作成日時:2017年3月17日 6時