ボクは憂鬱キミは不機嫌2章【REBORN】 (ページ28)

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反撃の狼煙1 ページ28

夢主 side

「…おかえり、何か合ったのかな?」

「どうせ視えてるくせに。」

「全部じゃないよ、キミが彼を鼓舞してる
ところぐらいさ。」

「……そんな事してない。」

ムスッと居間に腰を下ろすヒバリの学ランに
赤い液が斑のように少し付いていた。

フルボッコじゃん。

「何が気に入らなかったの?」

「…全部。」

いつものことじゃないか彼がああなのは。
それでもそこまでするまで何か嫌なことでも
言われたのかな?

それとも、彼に希望を与えてあげようと
したのかな?

「らしくない事をしたんだね。」

「してない。」

「そうだね、意外とヒバリはよく助言して
あげてるもんね。らしくなくなんてなかった。」

それでも少し機嫌が良いのはいい返事が
貰えた…からかな?

遠くを見つめて小さく微笑むヒバリは
何処かホッとしたように肩を力を抜いた。

良い方に…良い方にと向かっているって
ことでいいのかな?
まだ、ボクの眼には視えないけど…。
悪い予感はもう消えて無くなった。

気づいたことも幾つか合ったし解決もした。

「＿＿＿＿それじゃあ反撃と行こうかな。」