ボクは憂鬱キミは不機嫌2章【REBORN】 (ページ17)

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嫌な予感2 ページ17

「色々気が散ってて気づくのに遅れた。
…何も無いのが1番だけど、繁桝のことだから
何してくるか分かんない。」

そう、ボクの目も言っている。

「逃げるのは柄じゃないけど、まぁ…アレだ。
戦術的撤退みたいな??」

「エース君はいいのか?」

「ヒバリは手は出せない立ち位置だからね。
万が一でもヒバリには害は及ばないと思う。」

「…オレらは別ってわけな。」

既に疲れている京子に1度立ち止まる。
けど、すぐに歩き出す。

嫌な予感がまだ頭の隅から離れない。

だから…もっと、彼らから距離を置かないと。

「…京子ちゃん?」

「ハルちゃん!?」

この子は…確かキョウコの友だち?

「お久しぶりです京子ちゃん!!
最近みなさんハルを避けるみたいに
会ってくれなくて寂しかったです!!」

ボクらを目に止めていないように京子に
抱きつく彼女の背に手を回しながら
困ったようボクを見る京子。

ちゃんとボクらの話に付いてきたんだ。

だからここで立ち止まってしまって
いいものかと悩んでる。

「えぇ…とハルチャンだったかな?
ごめんねボクら急いでるからまた今度に
してくれない?」

「はひｯ?乙女の再開を今度楽しめなんて
酷いです!!…アレ？そちらの方はいつぞやの
方では??また観光ですか?」

「あ?…どっかで会ったっけ?」

一般人に顔を覚えられるけどいいのヴァリアー?

それにしてもどうしようか?
ここで立ち話なんて以ての外だし…。