僕の秘密と意思1 ページ1
雲雀 side
父親が理由も言わず1人の少女を
家に連れてきた事を忘れたことは無い。
「今日からこの子を預かることした。
恭弥、守ってあげてね。」
何故僕が?そんな事を??
なんて疑問は無かった。
無理やり人の手によって加えられたアシンメトリーな白髪に光を忘れた紅い瞳。痩せ細った身体は今にも折れそうで怖いと思った。
守ってあげたくなる彼女の容姿に
僕は首を横に振った。
「自分の身くらい自分で守りなよ。」
「恭弥!!」
「知らないよ…守ってもらおうなんて
甘い考えは嫌いだ。」
キッと睨む様に彼女を見れば、「そうだね。」と一言小さく呟くだけだった。
それでも一緒いた時間は確かで
僕も彼女も次第にお互い大切な存在となっていた。
弱点となる存在なんていらなかった。
だから人と群れ無かった。
相容れないようにしていた。
でも彼女だけは違った。
守らければ?
…違う、僕が守られているんだ。
だって君は凄く強いから。
桁外れの強さは弱点なんかじゃなくて
僕の強さになっていた。
「多分…僕はどんなに強くなっても君に
勝てる事は無い。」
だからって守られるのは癪に障る。
「だからせめて僕は＿＿＿＿。」
君の瞳がもう曇らなくていいように。
辛い思いをしなくていいように。
独りにさせない為に。
「＿＿＿＿何があっても君の味方だから。」
それだけを君に誓って生きてきた。
これまでも、これからも。
僕の揺るがない意思。
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キア - とても面白いです！続き待ってます、応援してます頑張ってください (2018年8月10日 10時) (
レス) id: 58399249fb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：唄詠 | 作成日時：2018年6月24日 23時
