その後3-3 ページ10
「まぁ、挨拶しに来ただけじゃないんだけど。」
「他にまだ何かあるのか?」
「ええ……ここからが本題なの。」
私の…いいえ、ボスの目的は貴方を強くすること。
1人前にすることが私達の目的。
「もう暫くすると、隊員にランクが付けられるわ。
そうすると事で隊員達の上昇志向を狙ってる。
そこで……私が貴方をＡにすることになった。」
「…ランク制度。」
「私は諸事情でそれには参加しないけどね。
ボスの指令により私が貴方に戦う術を教える
こととなったわ…人に何かを教える事は初めてだから、頑張って着いてきてね?」
「前提で話しているが…。
俺は師を必要としていない。」
知ってるよ、そんなこと。
承知の上で私は此処に来たたんだから。
でも……キミは引き受けることになるよ。
私の超直感がそう告げているから。
「蒼也、ブースに行こう。
10……いや5本勝負でいいよ。」
「…………。」
「本当は本部での模擬戦等は禁止されてる。
でも私も下がれないのよ。
だから私の実力を見せてあげる。
私の強さを貴方に叩き込むわ。」
それでも嫌だって言うなら貴方の意思を尊重する。
……まぁ、そうはならないけどね。
私が貴方を強くする。
そして、Aに上がればいい。
地位っていうのは人の思考を変える。
世界が変わるものよ。
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「新人相手に本気でやりにくるとは…。」
「本気?何言ってるのめちゃくちゃ手加減して
あげたじゃないの。」
「……。」
「感想でも聞こうか、蒼也。」
5本勝負を3分で終わらせる。
加減をしたとはいえ、5本目は旋空を1度止めて
みせた……伸びしろは充分にある。
やっぱり風間くんの弟だね。
「うん、蒼也は強くなるよ。」
「……了承する。」
「んー?」
「貴女に弟子入りを申し込む。」
ほらね?言った通りでしょ。
…私の感は当たるのよ。
「やるからにはてっぺん取るわよ。」
「もちろんだ。」
意気込みをしたところで、蒼也が私より1つ上
だと知ったのはそれから１ヶ月後のことだった。
本人はあまり気にしていなかったらしく…。
というより蒼也も蒼也で私の方が歳上だと
思っていたとのことでお互い様とのことになった。
呼び方は、師匠という特権で許して貰えた。
蒼也も私の名前を呼ぶようになった。
師弟仲良く特訓の日々を謳歌してます。←
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はらぺこあおむし(プロフ) - 前回もコメントをさせてもらいましたがやっぱり凄く面白いですこれからの木虎ちゃんの関係とか気になります頑張ってください (2019年4月21日 14時) (
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作者名：唄詠 | 作成日時：2019年3月20日 19時
