ボンゴレ10代目の妹はWTの世界に転生したそうです。【第4幕】 (ページ11)

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その後4-1 ページ11

「嵐山准です、今日からお世話になります!!」

「……ん?」

「沢田(名前)さんで合ってますよね?」

「まぁ…うん、合ってる。」

爽やかな笑みを浮かべて、頭を下げる男の顔を
見て一瞬固まった。

……迅かと思ったわ。

何この人?実は迅の片割れとか??

「えっと……取り敢えず状況を教えて貰えるかな?」

「広報に配属された嵐山です。」

「あぁ…そう…………で?」

「戦術を沢田さんから学べと言われました。
ここに居ると聞いたので。」

此処とは、本部に与えられた私の作戦室。
玉狛所属ではあるけど、戦力のパワーバランス
的なアレで本部にも席を置けるように上が
私に与えたものだ。

……広報、そういやそんな話してたような?

確かに顔は整ってる方だし。
性格も……あぁ、なるほどねぇ～。

上と世間様の喜びそうな…人材だ。

彼越しに見えた過去と未来。
上の連中から彼の人の良さを買われたのだろう。

そして、広報所属として世間に立った時、
彼の答えがボーダーの評価上げるのだ。

「人前に出る以上は、それなりに力が要るってワケね。」

ボーダーの顔という存在になるからには、
弱者であっては困る。

だから私から戦い方を学べ……と。

そういう事は普通前もって言うでしょ…。
……私が断ると思って言わなかったな城戸さん。

「まぁ…既に弟子は2人要るしね。
だけどボーダーの為なら考慮はするけど、
一員としてはその案はもちろん乗るよ。」

……それに、命令なら私は従うのに。

「嵐山准…だったわね。
私は意外とスパルタらしいけど…着いてきてね?」

「はいｯ!!よろしくお願いします!!」

こうして私は3人目の弟子を受け入れた。