弟子達へ1 ページ12
だだっ広い個人の作戦室にて私は弟子3人の
会話を眺めていた。
「あそこは一旦引くべきだったと思うが?」
「体制を整えても(名前)さんからは逃れられない
と思いますよ。」
「少しでもその可能性があるなら引いて…
というより連携を立て直すべきだったと俺は
思うけど。」
蒼也から秀次そして准の順に話し合いという名の
自分の判断が正確だというバトルが始まって
かれこれ15分が経過した。
私はというとこれ迄のログを見直している。
というものの、話が纏まるまで…お互い納得が
いくまで存分に話し合ってと言い渡しているので
3人は私の存在を忘れているかのように討論をしている。
私VS弟子3人の10本勝負を10-0で圧勝した
さっきの模擬戦の反省会をさせたら現状に至る。
馴れない環境での戦いも必要だと思い、普段は
総当りとか1vs1だっりが多かったんだけど…。
偶然にも3人の時間帯が重なったので一斉に
面倒を見ることにしたのだ。
まぁ、その結果が主張の言い争いだけどね。
「俺と風間さんが前線で相手してる間に、
嵐山さんがフォローに入るべきだったと思います。」
「簡単に言ってくれるけどなぁ〜。
2人に当てないように撃つのも大変なんだぞ?」
「それが出来てこそでしょう?」
「…落ち着け、(名前)に狙撃はあまり意味が無い。
だからといって俺達全員で前線に立つわけにも
いかんだろう。敢えて言うなら射線を通して
やることだ…そうすれば嵐山も少しは戦えた。」
うんうん、うちの子はみんな冷静で頭もキレて
技術もあって逸材ばっかで嬉しい限りだよ。
まぁ、20分で10本終わらせたからムキにも
なるだろうけどね?
まともに戦えたのは最後の2本だけだし。
「(名前)、もうワンセット…頼めるか?」
「いいわよ?…話は纏まったのかしら?」
「おいおい、な。」
「それでワンセットって…。」
結局、話は纏まっていないらしく。
戦闘の最中の方が効率が良く、いい案が
出るかもしれないということで討論は終わったのだとか。
そりゃあ確かに戦いの中の方が色々見えてくる
ものもあるだろうけど…。
……私相手にそれやる?
＿＿＿＿考える暇なんて私は与えてあげないよ?
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はらぺこあおむし(プロフ) - 前回もコメントをさせてもらいましたがやっぱり凄く面白いですこれからの木虎ちゃんの関係とか気になります頑張ってください (2019年4月21日 14時) (
レス) id: 28b14c1537 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：唄詠 | 作成日時：2019年3月20日 19時
