桃色ちゃんの妹事情part5【黒バス】×【テニプリ】

第157話 ページ38

それからはゆっくりとゆっくりと時が刻まれていった。たいして日にちが経ったわけでもなくもうすぐ全国大会にとなるのを心待ちにしていた。(ヒトミだけ。)私は見たらやりたくなるから本当は見たくないんだけど....。






鴫「全中見に行くわよ。」






その一言で私の想いは粉砕された。←








次に聞いた事だけど、アカリはバスケを見に行ったらしくやはり誠凛は大輝には勝てなかったらしい。まぁ無理もないだろう....なーんて。正直どうでもいいという感情ともっと苦しんでしまえばいいとかいう感情が行ったり来たり。








燈「気にすること無いさ、どーせアイツら全員壊れるし。」









つまらなそうな顔でスマホゲームをしているアカリは順調に事が進んでいる事に不服なんだそうだ。









燈「あたしはもっと....過激なヤツをしたいの!!ちゃんと抗ってくれないと楽しくないんだよｯ!!」








とかなんとか....楽しむをモットーにしているこの子には今の状況が全く楽しくないらしくナイーヴらしい。









ゆっくり....ゆっくりと刻まれていく時に意味のあるものや無いものがあって。あぁ....こういうのがきっと『普通』なんだって思った。









いつも私は何かをしなければと使命感があったり認めてもらわないと、居場所が欲しいと思ってばっかだったけど、今はそんな事思わない。









何も無い時間が『普通』なことがこんなに素敵なモノだと感じることが出来る今が1番幸せだ。

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