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あぁしまった、お昼ご飯を忘れた。
そう思ったのは会社で仕事をしている最中のこと。
今日はコンビニで何か買うしかなく、夕飯は忘れたお昼ご飯を食べなくてはいけないな、と少し憂鬱になっていた頃。
「Aさん、ちっちゃい子供が貴女を呼んでいましたよ」
『へっ…？』
呼びに来てくれた方にお礼を言ってエントランスに急ぎ足で向かうと明らかに小さな影が２つ。
2人も私が来たことに気がついたようでダダダダダ、と駆け寄ってくる。
「Aー！」
『ロボロ！？…それと…』
「あっ、ぞむ！おまえはしるのはやいねんっ！」
2人が手を繋いでいてかつ、協調性が皆無らしく、ロボロはゾムと言った人に引きずられるようにして走っていて見ていて可哀想だ。
「あの人、あんなに若いのに子供？」
「いやいや、親戚とかでしょう？」
「なんで会社に来てるのかしらね」
好奇の目に晒されてヒソヒソと全く声を潜めているのか疑いたくなる声量にイラつく。
しかし、このまま目立つのも良くない。手近にあった休憩室に入って2人を中に入らせる。
幸いなことに休憩室には誰もいないようでひとまず安堵した。
「あんな……はいっ！」
『…えっ、それ』
「わすれもんやろ？ぐるっぺんがみつけたんやで！」
ロボロが手渡した物はいつも使っている和柄の風呂敷に包まれた見間違えることもない私のお昼ご飯だ。
もしかして彼らはわざわざこれを届けに来てくれたというのか？
『っ〜〜〜！ありがとう、めっっちゃ助かった！』
あまりの嬉しさから小さな2人を抱きしめた。
1人はあわあわと慣れていない様子で、もう1人はじーっと私を見てニカッと歯を見せて笑う。
顔がよく見えない彼が笑ったのは褒められて嬉しかった訳ではない。
はぐっ、
『ぇ…っ、…』
食事を許可してくれてありがとう、という意味だと分かった頃には首に噛み付かれた後だった。
▽
-memo-
・どんな形であれ、寄生人を受け入れてしまえばそれはもう寄生を許したことになってしまう。
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ハッピー(プロフ) - レイさん» いえいえ、お役に立てて良かったです！ (2020年11月24日 21時) (
レス) id: 45915405f4 (このIDを非表示/違反報告)
レイ(プロフ) - ハッピーさん» やっぱり公式の方でログインしてない状態じゃないと読めないですよね返信ありがとうございます (2020年11月24日 21時) (レス) id: 409dd9da63 (このIDを非表示/違反報告)
ハッピー(プロフ) - 私公式のアプリの方から読んでるんですけど、公式じゃなくて、ネットで調べてログインしてない状態からだったら読めました (2020年11月24日 20時) (レス) id: 45915405f4 (このIDを非表示/違反報告)
レイ(プロフ) - すみませーん2の方見れなくなってたんですがなにかわかる方いらっしゃいますか？ (2020年11月24日 19時) (レス) id: 409dd9da63 (このIDを非表示/違反報告)
をん - Rですね？入れましょう(決定) (2020年11月23日 21時) (レス) id: 9266b0967c (このIDを非表示/違反報告)
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