雨. ページ11
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次の日。
朝起きてカーテンを開いてみると、外は雨が降っていた。
背伸びをしながら階段を下りてリビングに行くと、姉さんが食パンをかじりながらテレビを見てる。
「おはよ、姉さん」
「んぐっ…おはよ、パンそっちにあるからね」
「ん」
目を擦りながら移動して、パンを食べる。
二口目を口に入れようとして、ふと唇に手を触れてみる。
「…まだ、残ってる」
そう呟いて、昨日の事を思い出すと自然と顔が赤くなる。
結局あの後、いぶは寝ぼけてたか何かですぐ家へ戻って玄関で二度寝してた。
赤くなった顔を誤魔化すように、パンを食べるペースを上げてさっさと学校へ向かう。
好都合なことに、今日はいぶが朝の掃除があるため、一緒には行かない。
「……ふぅ」
ため息と共に、傘を広げて歩き出す。
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「……おっ」
学校に着いてすぐ、昇降口が男バスの清掃場所で、いぶが私を見つけて大きく手を振る。
あの顔を見る限り、やはり昨日のことはあまり覚えてなさそう。
…そう考えると少しは、まぁ…苦しくなる、けど。
「いぶおは」
「あっ、井吹くん！おはよーっ」
いぶに手を振り替えそうと、右手を動かすとわざとらしくぶつかって私を遮る女の子。
女の子は走っていぶの隣へ向かう。
そんな二人を横目に、横を通り過ぎる。
「………大丈夫、だいじょぶ」
自分に言い聞かせるようにして呟いて、心臓のある辺りを手で覆う。
この苦しさも、この雨もきっとすぐに止む。
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くまちー*(プロフ) - ゆいさん» 返信遅れて申し訳ありません…!!ありがとうございます！あぁ、前やつまてたんですけど中途半端で終わっちゃったやつですすみませんんん…！(( 今度ちゃんとやりますね！(( リクエストありがとうございますっ!! (2018年4月3日 21時) (
レス) id: d38e851373 (このIDを非表示/違反報告)
ゆい(プロフ) - 虎丸くんから全部楽しく読ませていただいてます！！リクエスト（？）なのですが、今までの子達のその後のお話とかみてみたいなぁ、なんて言ってみます！！！ (2018年3月29日 6時) (レス) id: bccb92fb7e (このIDを非表示/違反報告)
くまちー*(プロフ) - さすらいの作者さん» わぁぁあ!!ありがとうございます!!もちろんです!!リクエストありがとうございます！ (2018年1月11日 17時) (レス) id: d38e851373 (このIDを非表示/違反報告)
さすらいの作者(プロフ) - このシリーズ好きです！！リクエストなのですが不動さんお願いできますか？いつでもいいので！ (2018年1月10日 18時) (レス) id: aa2213a649 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：くまちー* | 作成日時：2018年1月7日 22時
