070：扉の向こう ページ22
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「ん……、」
もう一度、目を覚ましたら
目の前にヒカルさんは居なくて
ぽっかり空いた気持ちのまま
仰向けになりボーッとしていると
遠くから聞こえる声に
ゆっくり上半身を起こした
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寝室から
音を立てないようにリビングをのぞくと
ソファに座るヒカルさんが
誰かと電話している姿が見えた
ヒカル「ん、あーなるほどね」
困ったように笑ったり
嬉しそうに笑ったり
時折テレビに視線をうつしながら
相槌をうっていく
ヒカル「おっけー、じゃあそんな感じで」
「……っ、」
ソファから立ち上がる姿に
少しだけ後ずさりして
改めてドアを引いて足を進めた
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ヒカル「……あ、おはよ」
私に気づいたヒカルさんが
振り向いて温かく笑う
「おはよう……ございます、」
ふいに少しだけ起きていた時間が
記憶に戻ってきたけど
きゅ、と大きなTシャツの裾を掴んで
どうにか返事を声にした
ヒカル「ねぇ、(あなた)ちゃん」
「はい、」
ヒカル「今日、予定ないって言ってたよね？」
「そう……ですね」
少し頷いたヒカルさんは
綺麗な指で私の頭を撫でる
ヒカル「出かけよっか」
「……へ？」
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ヒカル「ないんでしょ？予定。……一緒に出かけたいんだけど、ダメ？」
昨日から散々お世話になった
ヒカルさんの提案を
断る理由なんて、どこにも落ちてなくて
「……私で、よければ」
ヒカル「あのねー、(あなた)ちゃんじゃなきゃ意味ないの」
優しい笑顔で
ため息混じりなセリフは
理由を探す私を抱き寄せる
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「え、っと……」
ヒカル「あ、ごめんごめん」
悪気のない表情でヒカルさんは
私の手を取り廊下を少し進む
「ちょ、ヒカルさん……？」
ヒカル「まぁ、いいからいいから」
「……これ、って」
ヒカル「ココ、好きに使っていいから支度して。ね？」
「すごい……」
別室のドアを開けたヒカルさんは
私に部屋の中を覗かせて
足早に離れて行く音がして
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そこには
数えきれない化粧品と
数えきれない洋服が広げられていた
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圭人LOVE - リトラなくなっちゃいますね。。悲しい。。またJUMPが活躍できる場所ができれば嬉しいですね！ (2019年9月12日 15時) (
レス) id: 366b2b5161 (このIDを非表示/違反報告)
▼SOLA(プロフ) - 圭人LOVEさん» 同じくです(ノ)ω(ヾ)楽しみがたくさんでめちゃくちゃ嬉しいですよね(＾ω＾) (2019年9月10日 14時) (レス) id: 5232f55703 (このIDを非表示/違反報告)
圭人LOVE - ですよね！全形態予約しちゃいました（笑） (2019年9月4日 15時) (レス) id: 366b2b5161 (このIDを非表示/違反報告)
▼SOLA(プロフ) - 圭人LOVEさん» お返事遅くなってすみません( ; _ ; )アルバム朗報にワクワクが止まりませんよね(ノ)ω(ヾ) (2019年9月4日 8時) (レス) id: 5232f55703 (このIDを非表示/違反報告)
圭人LOVE - そうですよね！もう何十回も見返してます！！ (2019年8月27日 17時) (レス) id: 366b2b5161 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：▼SOLA | 作成日時：2019年5月20日 10時
