059：慰めなんか ページ11
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裕翔「なーるほど、その男が原因でぶっさいくになったわけだ」
「……もっとまともな言い方ないの」
裕翔「いや、あってるでしょ」
……まぁ、そうだけど
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今さらだけど
電話くれた相手が裕翔で
心底良かった
別件の用事だったらしいけど
泣きじゃくる私を
とりあえずウチくれば、って
呆れながらも出迎えてくれて
今に至る
「あ、今日仕事だったりした？」
裕翔「仕事だったよ？……そんで仕事の予定ズレたから姉ちゃんに電話したんだけど」
「そ、っか……」
用意してもらった部屋着と
温かいミルクティー
それと、私のくだらない話
少し洒落た裕翔の部屋で
こんなにダラダラする女
たぶん、私くらいなんだろうな
ふぅ、と吐く息が湯気にのって
安心感が身体のチカラを抜いていく
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「そういえば……電話なんの用事だったんだっけ」
裕翔「んー、暇になったから雄也くんとこ行こーって」
仕事用のカメラなのか
レンズを拭きながら
私に向かってかまえてみせて
「あ、……じゃあ行く？」
裕翔「ん？やっぱ今日は、いいや」
「なんでよ、」
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裕翔「なんでって、姉ちゃん今それどころじゃないでしょ」
「……、」
裕翔「それとも雄也くんに慰めてもらう？」
「そういうわけじゃ、」
裕翔「弱い顔見せに行くんだったら絶対行かない」
「裕翔……」
裕翔「酒飲んで愚痴聞くんだったら俺ん家でもできんじゃん」
目線が合わないのが
やけに後ろめたい
的を得てる見解に
言い返す言葉は消えていった
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裕翔「姉ちゃんさ、」
「ん、」
裕翔「あの写真、めちゃくちゃ良く撮れてたっしょ？」
「……そうだね」
裕翔「今まで姉ちゃん撮ってきてて、いっちばん良く撮れたと思うよアレは」
指でフレームを作りながら
撮影してた時の仕草
ふいに目が合うと
どこかその目は切なくて
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裕翔「俺も引き出せない姉ちゃんの表情を掴んでるよ、そいつは」
悔しいけどね、そう呟き
長い腕が天を仰ぐと
流れてきた風に
なんだか胸が締め付けられた
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圭人LOVE - リトラなくなっちゃいますね。。悲しい。。またJUMPが活躍できる場所ができれば嬉しいですね！ (2019年9月12日 15時) (
レス) id: 366b2b5161 (このIDを非表示/違反報告)
▼SOLA(プロフ) - 圭人LOVEさん» 同じくです(ノ)ω(ヾ)楽しみがたくさんでめちゃくちゃ嬉しいですよね(＾ω＾) (2019年9月10日 14時) (レス) id: 5232f55703 (このIDを非表示/違反報告)
圭人LOVE - ですよね！全形態予約しちゃいました（笑） (2019年9月4日 15時) (レス) id: 366b2b5161 (このIDを非表示/違反報告)
▼SOLA(プロフ) - 圭人LOVEさん» お返事遅くなってすみません( ; _ ; )アルバム朗報にワクワクが止まりませんよね(ノ)ω(ヾ) (2019年9月4日 8時) (レス) id: 5232f55703 (このIDを非表示/違反報告)
圭人LOVE - そうですよね！もう何十回も見返してます！！ (2019年8月27日 17時) (レス) id: 366b2b5161 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：▼SOLA | 作成日時：2019年5月20日 10時
