068：おまじない、は ページ20
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私の分のアルコールも
持ってきてくれたヒカルさんは
ベランダに佇んで
しばらく外を眺めていた
風が吹くみたいに
呼吸を外へ逃がすけど
目が合うと
優しく笑ってくれて
ヒカル「……どした？」
「あの……」
ヒカル「ん？」
ヒカルさんは
部屋とベランダの境目に腰をおろすと
優しい表情で私を見上げた
「ひとつ聞いても、いいですか？」
ヒカル「いいよ、」
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「ダイキは……どこに居るんですか、」
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ヒカル「……、」
ヒカルさんは
表情を濁した後に俯く
なにかを背負ってるかのように
なにかを煩わせているかのように
少しだけ
少しだけ、その姿が小さく見えた
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ヒカル「(あなた)ちゃん、」
「……はい」
ヒカル「悪いんだけど、言えない」
「……、」
予想通り
ヒカルさんは
ダイキが、どこに居るか
ダイキが、なぜ居ないのか
知っていた
だけど
ヒカルさんの困った顔に
それ以上の質問は、できなくて
ヒカル「ごめんね、(あなた)ちゃん」
「……はい、」
ヒカル「……そろそろ寝よっか」
「そう……ですね」
ヒカル「部屋着持ってくるね、待ってて」
「ありがとうございます……」
部屋の中に消えていく
ヒカルさんの背中を見つめて
ひとつ、ため息が空気にのった
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名前を呟いたから？
一瞬でも
鮮明に思い出したから？
理由は
どれだか分からない
分からないけれど
寂しさにも似た愛情は
全然胸の中から消えてくれなくて
「もうすぐ、だよね」
忘れてしまいそうになった
ダイキからのメッセージを
おまじないのように呟いた
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「なんか……すみません何から何まで」
ヒカル「んーん全然。あ、コンセントこれ使って大丈夫だからね。洗面所とかトイレも適当に使っていいし」
「ありがとうございます」
ヒカル「ん、じゃーおやすみ」
「おやすみなさい、」
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────────────……
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ヒカル「やっぱダメだよなぁ……他の奴じゃ」
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圭人LOVE - リトラなくなっちゃいますね。。悲しい。。またJUMPが活躍できる場所ができれば嬉しいですね！ (2019年9月12日 15時) (
レス) id: 366b2b5161 (このIDを非表示/違反報告)
▼SOLA(プロフ) - 圭人LOVEさん» 同じくです(ノ)ω(ヾ)楽しみがたくさんでめちゃくちゃ嬉しいですよね(＾ω＾) (2019年9月10日 14時) (レス) id: 5232f55703 (このIDを非表示/違反報告)
圭人LOVE - ですよね！全形態予約しちゃいました（笑） (2019年9月4日 15時) (レス) id: 366b2b5161 (このIDを非表示/違反報告)
▼SOLA(プロフ) - 圭人LOVEさん» お返事遅くなってすみません( ; _ ; )アルバム朗報にワクワクが止まりませんよね(ノ)ω(ヾ) (2019年9月4日 8時) (レス) id: 5232f55703 (このIDを非表示/違反報告)
圭人LOVE - そうですよね！もう何十回も見返してます！！ (2019年8月27日 17時) (レス) id: 366b2b5161 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：▼SOLA | 作成日時：2019年5月20日 10時
