066：風に乗ってきたのは ページ18
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ヒカル「(あなた)ちゃん、」
「……はい」
バランスを崩した身体は
後ろから
しっかりヒカルさんに支えられて
思いもよらぬ距離に
心臓が早くなる
「どう、しました……？」
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ヒカル「ん？ここゴミついてたから」
後頭部に優しく触れながら
温かい声が降ってきて
「あ、ありがとうございます……」
両頬が熱をもって
俯くしかなかった
ヒカル「行っておいで？」
「はい。……お借りします」
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あるやつ好きに使っていいから、なんて
後ろから聞こえたヒカルさんの声に
黙って頷くことしかできないくらい
歯痒い気持ちに包まれて
左右を確認していると
灯りが洗面所の場所を示す
そこには使いかけのクレンジングが
何種類か、無造作に置いてあって
急いで化粧を落としたあと
呼吸を整えながらリビングに戻った
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ひどい泣き顔を見られたから
もう、すっぴん見せたって
なんてことないな
そんなこと考えてたら
リビングのカーテンは風に乗り
ふわ、と大きく弧を描いて
その向こうに
ヒカルさんの背中が見える
「あの、お借りしました……ありがとうございます」
そっとカーテンを束ねて
ベランダをのぞくと
振り向いたヒカルさんは
缶チューハイを手にしていた
ヒカル「あ、置いてあるとこわかった？」
「はい、ありがとうございます……あ。タオル……」
ヒカル「適当に置いといていいよ。……あ、飲む？(あなた)ちゃんも」
長い指でヒカルさんは
缶チューハイを少しあげる
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そういえば
何回かダイキとベランダで
一緒に缶チューハイ飲んだなぁ……
小さいテーブルと
小さい椅子に
ふたつ缶チューハイ並べて
涼しい夜は
いつもブランケット
用意してくれてたっけ
ふいに思い出して
目の奥が一瞬だけ
つん、と刺激される
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寂しい
会いたい
笑顔が見たい
……ぎゅって、して欲しい
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ヒカル「……(あなた)ちゃん？」
「……あ、はい！……飲みます」
ヒカル「ん、待ってて？」
ボーッとしてた私に
ヒカルさんは頭を撫でてくれて
煙の匂いを纏いながら
優しく笑った
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圭人LOVE - リトラなくなっちゃいますね。。悲しい。。またJUMPが活躍できる場所ができれば嬉しいですね！ (2019年9月12日 15時) (
レス) id: 366b2b5161 (このIDを非表示/違反報告)
▼SOLA(プロフ) - 圭人LOVEさん» 同じくです(ノ)ω(ヾ)楽しみがたくさんでめちゃくちゃ嬉しいですよね(＾ω＾) (2019年9月10日 14時) (レス) id: 5232f55703 (このIDを非表示/違反報告)
圭人LOVE - ですよね！全形態予約しちゃいました（笑） (2019年9月4日 15時) (レス) id: 366b2b5161 (このIDを非表示/違反報告)
▼SOLA(プロフ) - 圭人LOVEさん» お返事遅くなってすみません( ; _ ; )アルバム朗報にワクワクが止まりませんよね(ノ)ω(ヾ) (2019年9月4日 8時) (レス) id: 5232f55703 (このIDを非表示/違反報告)
圭人LOVE - そうですよね！もう何十回も見返してます！！ (2019年8月27日 17時) (レス) id: 366b2b5161 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：▼SOLA | 作成日時：2019年5月20日 10時
