いちばん星☆【3】〜the first star of evening〜 (Ki)

125 宏光side ページ25

.






Aが振り向いたかと思ったら…






……ﾋﾟﾄｯ……



「……///！」





オレの顔に触れるAの指…



「…どした？」





至近距離でAが見つめてるのは…





…ん？





目が合わない…




ちょっとそれより下…




…どこ見てんだ？








『…みっくんて…笑う時鼻にシワできるよね…』






「えっ…？
あ〜…そうかも。…それがどーかした？」





『ん……。好きなの…』






「……///」





“好き”って言って
Aの指で優しく撫でられる…







『クリっとしてる小鼻も好き……』





「えっ…？」





『なんか……リスにしか見えない。笑』




「ちょっ…！
またそれかよ〜っ！笑」





『ふふっ……だって可愛いんだも〜ん。笑』






そう言ってオレの小鼻を両手で押してくる





「ちょ！！！……息出来ねぇからっ！笑」






Aとイチャイチャふざけ合ってると





『ふふっ…。
みっくんちのソファーって広くていいね』





「ん？……あ〜。
よくここで寝ちゃうんだよね〜」





『えっ…。風邪引いちゃうよ？
…ちゃんとベッドで寝なよ〜』





オレの顔を触りながらそんなこと言うA…





「…じゃあA…

毎日一緒にベッドで寝てくれる？」






『えっ……///？』





「…今日も……明日も泊まってよ 」





『……今日は…帰るよ？』




「え〜っ！！」




『だって…明日仕事じゃん…』




「ん〜…じゃあ明日は？
金曜日だよ？」





『ん〜…。でもみっくんち
料理出来ないし…』





「なら買いに行こっ♪」




『えっ！？』




「Aがお泊まり出来るようにっ！

…必要な物…今から買いに行こ？」





オレの提案にちょっと考える素振りして


『…うん 』



……やったぁ♪



「よしっ！…じゃあお風呂一緒に入ろ？」

って何気なく誘ったら…




…バッサリ断られた。笑

“生理だし”って……


ちぇっ……


スンだぜ……






大人しく別々にシャワーを浴びて
出かける支度を始めた







.

126 宏光side→←124

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す