いちばん星☆【3】〜the first star of evening〜 (Ki)

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『うん……バレないように頑張ろっ…！

あっ……みっくん！
会社で私のこと“A”って呼んじゃだめだよ？』







「あっ……そっか〜……。

やべ〜… 。
呼んじゃいそうだわ。笑」






『だめだめっ…！
すぐバレちゃうじゃん…』






「ん……。気を付けますっ！」

あ〜……でもオレ…

顔ニヤけそ……笑」







『ちょっ……///

みっくんがニヤニヤしてたら
私もニヤけちゃうもんっ…！

…我慢して…？』






「ふふっ……。
…まぁなんとかなるっしょ…！」







『もぉ〜///

……あっ…！』






「ん？」





『…まきこには…いってもいい？』






「えっ…？…まっきー？」






『うん…。相談してたし…』






『えっ…？…オレのこと？？』






『うん……///』





「なにそれ……すげぇ嬉しいんだけど…///

…なんて話したの？」






『えっ……///

いーっの！！
みっくんは知らなくてっ……』







「ちょっ…！

なんだよぉ〜。……知りたいっ！」








『ちょっ……！


や〜だ〜…。揺らさないでよ…』






ソファーの上で後ろから包まれながら

左右にブラブラ揺らされる…








「お〜し〜え〜て〜っ！

…じゃないと……やめないっ」








振り返ってみっくんを見ると



唇を尖らせて
イタズラっ子みたいな目…





「ほ〜らぁ〜っ！
言わないともっと揺らしちゃうよ…？」






…ｸﾞﾗｯ……ｸﾞﾗｯ……ｸﾞﾗｯ……ｸﾞﾗｯ……！！！

『きゃっ……！！』



大きく揺らされて
バランス崩してテーブル側に落ちそうになったとき…




「うお…っと！！」


……“ぎゅっ”……





みっくんが片手でラグの上に手をついて

もう片方の手で私の身体を
ぎゅっと支えてくれた…





「あっぶなっ…」




『あっ…

…みっくん……ありがと 』







「…Aってさ…

…バランス感覚 悪くない？？笑」





『えっ……』





「なんか…

…こうゆうの何回目よ……？笑」





『ちがっ…！

…今のはみっくんが揺らしすぎるからっ…！』






「ふふっ……。まぁね…笑」






振り向いて抗議しようとしたら…


『……///！』





鼻にまでシワを寄せて笑ってるみっくんが…





あまりにも可愛すぎて……







…トキが止まる……








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