いちばん星☆【9】〜the first star of evening〜 (Ki)

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「……A」




『……///』




耳元にかかる あったかい息






『みっくん…』


もうこれ以上
好きになるなんて無理……



そう思いながらも
日々 好きが更新されてくのを感じるから…






もうどこまでも
いってしまえばいい と思えてきた









みっくんが一緒なら

怖いことなんて何もない









逞しい身体をなぞりながら
目を瞑って そんなことを思っていると






『……！』



ゆっくりと身体が離された









……ちゅっ…

『…っ！///』



「すげぇ幸せ…」




『んっ…！///』









伏し目がちな目にドキッとしてると

また重なった唇









……ちゅっ………ちゅっ…




弾力のある手のひらに頬をなぞられながら
繰り返されるキスに





『……！///』





思い出したのは
出逢った頃のこと……









あの時は
みっくんが自分にとって
こんなに大切な人になるなんて
思ってもいなかった









いつの間にか私のすぐそばに居て

いつだって笑顔で

さり気なく救ってくれてたんだ…









.






……ちゅっ…

『……！』






ゆっくり唇が離れると

クリっとした黒目に見つめられた









「これからさ……

色んな事 あると思う」







『……うん』






「だけどAが居ればさ

オレ 何だって出来る気するから…」






『……ん』







「だからさ……」





『……』









心地よい掠れた低い声を





『……///』




高鳴る胸で

じっと聞いていた









.

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