元カレの指輪拾いました【桃】

偶然．２９ ページ32

・


ころちゃんの驚きの歌声を聴いて、その後も皆で交代して歌っています。

今歌っているのは莉犬くん！
…私が最後に歌うのプレッシャー過ぎる。




莉「〜♪…いぇーい！」


『莉犬くん歌上手ーい！可愛かったよ！』


莉「えへへ、ありがと(●´ω｀●)」


る「えっと…次はAさんの番ですよ！」


な「おっ、ついに来たね！」


『ちょ、プレッシャー感じるからやめｗｗ』




んー……あ、コレにしよ。
「裸の心」大人気のこの曲に決定！




〜♪〜

さ「あ〇みょんの曲だな」


こ「さぁ、Aちゃんはどう歌うかな？」


な「皆、しぃっ」




長めの前奏がそろそろ終わる…。

第一声からミスらないように、集中して…。
息を吸った。


序盤の滑り出しは成功、そのままサビ。
間奏中も気は抜かず、息を整えて二番に入る。

ラスサビに入った。ここに一番力を使う。
最後まで声を伸ばし、歌い切った。
エンディングが終わるまでマイクを握り、一言も発しない。

エンディングが終わり、採点中という文字が画面に出た。


画面には95.673という数字が出た。


えっ…すご。本当にコレ私の点数！？
めっちゃ上手く歌えたんだけど！！やば！




『やったー！私95点！どうだった！？』




…なんか皆が固まってる？岩と化してる？




さ「は？いや…は？凄すぎん？」


莉「Aちゃんこんなに歌上手かったの！？」


な「もっと早く知りたかった…」


る「歌でこんなに感動したの久しぶりかも」


こ「待って僕と一点差じゃん！あっぶな！」


ジ「こんな才能持ってたんやな…意外」


『えｗｗそんなに？ｗｗ』




高得点は取れたけど…皆の方が点数高かったよね？
こんなに褒めてくれるとは…照れる。




『いやぁ、私より皆の方が点数も高かったし、言うほどでは…』


な「そんなこと無いよ！Aも感動するような歌声だった！」


こ「正直聴いてるとき負けるかと思ってひやひやした」


る「次、僕とデュエットしましょ！」


莉「あ！るぅとくんズルいよ！俺もしたい！」




いやほんとに皆の方が凄いと思うけど…。
今はるぅりーぬに取り合われている感じなので満足です。




ジ「じゃあデュエット対決しようや！さとちゃん俺とやろ！」


さ「しゃあねぇなぁ…絶対勝つぞ」


な「ころちゃんやろっか」


こ「よーし。勝とうねなーくん！」




点数勝負をして、勝ったさとジェルは終了時間までドヤ顔がしつこく、なーくんに軽く怒られた。




・
・

偶然．３０→←偶然．２８

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す