元カレの指輪拾いました【桃】

偶然．２４ ページ27

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『うわぁ〜！綺麗！』


莉「結構広いんだね〜」


る「お香もありますよ。いい匂い…」




部屋に入って三者三様の感想を述べる。


景色に二人がはしゃいでいるのを見て、ほっこり。
旅館の人が荷物を運んでくれたので、カメラを取り出し、るぅりーぬの後ろ姿を撮った。




ﾊﾟｼｬ

る「あっ、Aさん今写真撮ったでしょ」


『ふふ、だって外見てる二人が可愛かったんだもん』


莉「盗撮はズルいよ！俺もAちゃんの事撮る！」


る「じゃあ僕も！」


『えぇ〜…恥ずかしい(*ﾉωﾉ)』




三人で笑い合っていると、るぅとくんの顔がいきなり曇った。
…どうしたのかな。




『るぅとくん？どうした？具合悪い？』


る「…あっ、いえそうじゃなくて。…Aさんは本当に僕らと同じ部屋で良かったんですか？その、僕達男だし…」


『…あー、なるほど…』




正直ここに来る前から誰かと同じ部屋になるだろうとは思ってた。
皆で旅行、一人一部屋って事は無いだろうから。

でも、るぅりーぬなら大丈夫です。
逆にるぅりーぬじゃなきゃダメです。
他なんて考えられません。


なーくんは安全圏。さとみは論外。
ころジェルは察して。




『大丈夫だよ！るぅとくんと莉犬くんならむしろ安心っていうか。私二人と同じ部屋じゃなかったら帰ってたもん』


莉「そんなに？ｗｗ」


『うんｗだから心配しないで？男だからってこの部屋で毛嫌いするわけじゃないから！』


る「なら…良かったです。ふと不安になって」


莉「ねぇねぇ、寝る時三人並んで寝たい」




ダメ…？と上目遣いで見つめる莉犬くん。
それに便乗して首をこてんとするるぅとくん。


こんな可愛い子達にこんなお願いされて断れる人居ます？


少なくとも私は断れません！！




『いいよ！勿論』


莉・る「「やった〜！！」」




はぁ…可愛い。

この二人に会ったら絶対言ってるな。
まぁ仕方ないか。可愛いに決まってるし。




ｶﾞﾗｯ

な「失礼します。夜ご飯は俺とさとみくんの部屋集合ね！旅館の人にも言ってあるから！ジェルくん達にも言っといてもらえるかな？」


莉「おっけー！言っとく！」


な「よろしく！」




夜ご飯皆で食べるの楽しみ…！
お刺身あるかな？サーモン食べたい…。




莉「ジェルーころちゃーん。夜ご飯なーくん達の部屋集合」


ジ・こ「「了解」」




お腹空いたけど、先にお風呂入りたいな…。
確か露天風呂らしい…。疲れも取れそう！




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