元カレの指輪拾いました【桃】

偶然．１０ ページ12

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コーヒーを一杯飲んで、私達は仕事に戻ってきました。
でも、まだ後悔している事がある。

それは、




な『皆！グループLI〇E作ろっ！』


莉『いいね！』


ジ『俺も賛成〜』


こ『僕も入るっ』


さ『『……』』((ﾅﾝﾃﾞﾀﾞﾖｫｫｫ！！！！))




↑の通り、グループLI〇E作って入りました。
まぁ断れる訳ないよね。私もさとみも。

なーくんは笑顔だけど圧が凄いし、

莉犬くんは可愛いから断るのが罪になるし、

ジェルはウザ絡みしてくるし、

ころちゃんはひたすら煽ってくるし。


はぁ…何の縁があってさとみとLINEまで交換せねばならんのか。
まぁグループだけだし、あんま関わらなければいい話か。




ジ「A、呼ばれとるで」


『あーはいはい。サンキュ』




オフィス内を見渡すと、…多分あの子だよね？
新入社員の…なんていう子だっけ。




『えーっと、どした？私に何か…』


「すいません、川崎Aさんですよね？。コピー機の調子がおかしいので、助けてほしくて…」


『全然いいよ？でもジェルも呼んで来た方が…』


「橙さんはいいです」


『ｱ､ﾊｲ』




コピー機直すって…私より他の人の方がいいと思うけどね。




『…よっし。多分これで大丈夫。用紙が足りなかったんじゃないかな』


「そうだったんですね。ありがとうございました！」




そう言って後輩くんはニコッと笑った。


待ってむちゃくちゃ可愛いじゃん。莉犬くんに並ぶよ。




「あ、名前言ってませんでしたよね。僕黄山るぅとって言います！今年入ったばかりの新入社員です」


『黄山君か、やっと名前思い出せた』


る「…名前で呼んでほしいです」


『…るぅとくん？』


る「ふふっ、コピー機ありがとうございました！」




と言ってるぅとくんは小走りに向こうへ行った…。
映画みたいなシーンの中、私は純粋に思った。


るぅとくんはあざと可愛いんだなって。




ジ「お、A戻ってきた。何の用やったん？」


『コピー機直してきた。そしてるぅとくん可愛かった』


ジ「なんやそれｗ」


こ「るぅとくんって新しく入った人だよね？なんか腹黒って噂だけど」


『え〜噓でしょ。あんなに可愛くて優しそうな後輩が？ないない』


こ「まぁ噂だしそうなのかもね」


『あ、そういえばなんかジェル嫌われてるっぽかったよ』


ジ「え、なんなんその傷つく余計な情報」




グループLI〇E作る時の絡みウザかったから仕返しだ。




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